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ここからは、今回函館山で見られた花々である。ツバメオモト、キジムシロ、クルマバソウははちょうど咲き始めであった。まだ咲き残っていたコジマエンレイソウ、そしてシラネアオイやオオバナノエンレイソウも見られた。

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ツバメオモト

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シラネアオイ

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コジマエンレイソウ

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キジムシロ

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クルマバソウ

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オオバナノエンレイソウ

ニリンソウはちょうど見頃であちこちで群落をなしていた。そうなると気になるミドリニリンソウ~今回は3個所ほどで見られたが、じっくりと観察するともっとあるのだろう。

スミレ科の花では、前ページで紹介したタチツボスミレやオオタチツボスミレは普通に見られ、終盤ではあったがスミレサイシンやヒカゲスミレも大変多い印象を受けた。そして、北海道では渡島地方に分布するアケボノスミレ。スミレの分類が苦手でも花の色合いの美しさが際立っていて、遠目でも「アケボノスミレかも」と指差すことが出来そうだ。葉がまだ開き切らないうちに花が咲く。

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ミドリニリンソウ
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スミレサイシン

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ヒカゲスミレ

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アケボノスミレ
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最後はムラサキ科の多年草でタチカメバソウ。ここでは過去にも見ていたので今回も楽しみにしていた花でもある。名の由来は葉と茎からきているようだが(葉が亀の甲羅に似ていて、茎が直立している)、私達を魅了するのはまとまってつく白くて小さな可愛い花である。とても痛みやすい花なので心配だったが今回は輝きながら咲いていてくれた。

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タチカメバソウ
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