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今年の最初のアポイ岳行は5月2日だった。その時のレポートのタイトルは「花の名山アポイ岳を、広がる展望に浸りながら・・・」であった。つまり、咲く花々の彩りを期待して登ったのだが、展望を満喫する山行になったのである。それから2週間以上経過して「今度こそ」と思いながらも一抹の不安を感じつつ~私達は再びアポイ岳を目指した。レポートのタイトルも「アポイ岳 花紀行」に変えて。

2016年5月20日、午前7時20分。入山ポスト前をスタート、すぐ側のインフォメーションボードには、登山道脇に今咲いている花々の写真が沢山貼られていた。「楽しみね」「全部見つけられるかな」そう言いながら歩きなれた路を進んで行く。1合目の標識を見て程なくエゾオオサクラソウの群落が迎えてくれた。前回はもっと下の方で咲いていたが、今回はその上部で満開状態だった。木漏れ日を受けながら咲いている花々にカメラを向けて~早速撮影モードに入る。

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エゾオオサクラソウ
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コヨウラクツツジ

1合目~3合目とゆっくりと高度を上げて行く。まだ咲き残っていたフイリミヤマスミレやオクエゾサイシンを見つけ、咲き始めたフデリンドウやセンボンヤリにカメラを向ける。
この日は気温が上がって来ていているようだが、樹林帯の中は比較的涼しい。それでも歩いているとジットリと汗ばんで来る。「尾根に出たらかなり暑いかもしれないね」、途中の休憩所はほぼスルーして最後の第5休憩所で小休止。水分補給をしながら汗を拭う。ほぼなだらかだった登山道も、ここからは傾斜を増して来て大きくジグを切りながら登って行くことになる。「ゆっくりゆっくり」そう自分に言い聞かせながら歩を進める。8時25分、樹林帯を抜けて5合目に到着。一気に日射しを受けることになった。

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フイリミヤマスミレ

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オクエゾサイシン

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フデリンドウ

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センボンヤリ

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5合目へ

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