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2015年6月26日~目覚めると曇り空、TVやネットで天気予報を確認すると段々晴れてくるようだ。「ヨシっ、行こうか」、前夜から準備しておいた装備を車に積み込み出発だ。目指すは小樽市の塩谷丸山である。この山は私達のお気に入りで毎年のように登っている。今回の行程は、登山口から山頂まで2.8km 標高差約580mである。久々に安心感?のもてる山行に気分的にも余裕があった。

午前8時30分駐車場へ到着。駐車スペースは小樽~余市縦断道路の工事の関係で、工事者と登山者兼用の広い駐車場となっていて、トイレも仮設されていた。早速装備を整えて約400m先の登山口へ進み、入山届けを記入して登山道へ入った、午前8時50分。背の丈ほどまで伸びた草の間を進んで行く。雨模様の日などはちょっと濡れてしまいそうだが、そんな道も長くは続かない。


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工事者、登山者兼用の広い駐車スペース(トイレあり)

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道路工事の模様を横目に進む

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入山ポストのある登山口

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ほどなく樹林帯に入ると一気に登山モードである。強い陽射しは遮られ、木漏れ日を受けながらなだらかな道を進んで行く。心配していた虫もほとんど気にならない。「今年は虫にも?嫌われているようだね」~軽口もたたく私であった。そんな穏やかな登山道ではあったが、どうもカラスが騒々しい。あたかも威嚇するかのように付きまとう。どうやら近くに巣があるようだ。こんな時に役立つのが白いパラソルである。撮影用に持参しているのだが、この時ばかりはカラスの攻撃防御アイテムに変身するのだ。

段々と傾斜が増して来る、目の前には急斜面が迫って来ていた。「休もうよ」気温はかなり上がって来ていた。テルモスの中に氷を入れて登る前に注いでおいたジュースが喉元を通り過ぎる、「う~っつ、ウマイッ」と思わず叫んでしまう。
登山道は急斜面に小さくジグを切りながら進んで行く。前夜の雨?の影響なのか、かなり滑りやすい。「下りる時は注意だね」「そう、下山注意」そんな確認をしながらゆっくりと登って行く。


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樹林帯に入る

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木漏れ日を受けながら

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どんどん傾斜が増して来て

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登山道は急斜面にジグを切りながら

私達がこの山が好きなのは行程が楽?だからと言うのもあるが、眼下に海を見ながら~低山の割には花が楽しめることが第一である。もちろん、今シーズンの山行のトレーニングのひとつともなる。
登山口までの道路脇ではオニシモツケが咲き始め、樹林帯に入ってサイハイランやクモキリソウと言ったラン科の花も少ないながら見られる。行程に余裕があるからカメラのレンズ交換をしてマクロ撮影を楽しんだり、登山道脇を彩るハナニガナやシロバナニガナにカメラを向ける。


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オニシモツケ

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サイハイラン

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クモキリソウ

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ツクバネソウをマクロ撮影

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花柱が2本のツクバネソウ

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マイヅルソウの果実

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ハナニガナ

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シロバナニガナ


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