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ついにルチシ山の山頂に立った。林道を歩き始めてから約2時間30分だった。ザックを下して早速周辺で花々を撮影した。岩の上に咲いていたエゾツツジはまさしく自然の織りなす造形美とでも言えるようであり~、草叢の中に咲くエゾツツジは緑に優しく包み込まれるように・・・少ないながらもまだ咲いていたミヤマアズマギク、ちらほらと見られたツマトリソウも私のファインダーの中を駆け巡る。

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山頂へ

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エゾツツジ
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ミヤマアズマギク

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ツマトリソウ

「ここが良いわね、ちょっと早いけどお昼にしましょう」と頂上の一角でkusaさんが広げたのはソーメンだった。「うまい」「最高っすね」ソーメンの喉越しは絶品だった。ツルツルと麺をすすり、軽食を頬張りながらながら「やっぱりここの山頂は良いよね~」「ゆっくりしましょうよ」。もちろん他には誰もいない静かな山頂を5人占めしながら至福のひと時を過ごす。

ややガスが流れて遠望はすぐれないものの、ほぼ無風のポカポカ陽気。北東に続く稜線やオキシマップ山のシルエットは見えていた。前回この山に登ったのは2009年5月、その時には広がる展望を満喫することが出来た。


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kusaさん提供のソーメンは絶品だった

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静かな山頂で至福のひと時を

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山頂から北東方面に続く稜線

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オキシマップ山のシルエットが

時計の針は12時を過ぎようとしていた。誰からともなく下山準備を始める~そんな阿吽の呼吸で下山を開始した。「ゆっくり下りようね」「落石注意だよ」山頂直下の急斜面はもちろん慎重に高度を下げて行く。樹林帯に入り小さな沢ををいくつか越えて、着実に登りのルートを確認しながら下って行く。小さなイワニガナにカメラを向け、立ち止まり~素晴らしかった山頂周辺の花々を思い出しながら語り合う。

ルチシ山、今度はいつ訪れることになるのだろうか。


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下山開始

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イワニガナ
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今回は登山道が整備された山では無いので、詳細なルート説明は掲載しませんでした。コースタイムも省略致します

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