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梯子を登り、いよいよ主稜線に向かっての急登が始まる。このあたりも花が多いところだが、キバナノコマノツメがちらほら、ミツバオウレンは花盛り、チシマノキンバイソウはほとんどが蕾状態だった。
そのまま一気に登って富良野岳・肩分岐に飛び出す。視界が一気に広がって境山方面、三峰山、十勝岳と大きく翼を広げたような展望が展開する。「わぁ~」と叫びそうになった時に、山頂方面から大勢のツアー登山者が下りて来た。「沢山咲いてたわよ~」「綺麗だったね~」と大はしゃぎ。そんな声に後押しされるように、私達はすぐに富良野岳へと向かった。


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階段を登って

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キバナノコマノツメ

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ミツバオウレン

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チシマノキンバイソウ

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富良野岳・肩分岐へ

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十勝岳

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三峰山と右奥に境山
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さすがに稜線に出るとやや強い風が吹いていたが、気温が上がってきているのでかえって心地良い。急な階段を登り切って主稜線の左斜面に刻まれた登山道を進んで行く。ここからは富良野岳のフラワーロードのメインとも言えるところだ。チングルマにカメラを向けながら、「ここに咲いてるわっ」おばさんの声に視線を移す。ハクサンチドリの品種で葉に斑点があるウズラバハクサンチドリである。大雪山系では結構目にする機会もある。今回もあちこちで見る事が出来た。

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長い階段を登って

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チングルマ

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ハクサンチドリ(奥にウズラバハクサンチドリの葉が見えている)

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ウズラバハクサンチドリ

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エゾノツガザクラ

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咲き始めたばかりのヨツバシオガマ

展望がぐんぐんと広がって来るし、花々に目を奪われるが~足元の左側は急斜面になっているので注意が必要だ。エゾヒメクワガタとミヤマアズマギクは咲き始め、見事なホソバイワベンケイを見つけてカメラを向ける。イワカガミの品種であるコイワカガミもこの山の花として有名である。あちこちに咲いていたのだが、そのほとんどの花が傷んだ状態であった。今後の天気でどうなるのか、注目しておきたいところだ。

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エゾヒメクワガタ

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ミヤマアズマギク

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ホソバイワベンケイ

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コイワカガミ

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