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渡島半島の東端に位置する活火山の恵山、その荒々しい山肌とは対照的に周辺に咲く花々、そして秋には紅葉が美しい山域である。
その紅葉に魅せられて毎年紅葉の時期に訪れている。2015年10月16日早朝、恵山の賽の河原駐車場に着いた。車を降りると目に飛び込んで来 る紅葉に、「赤いよ~」と叫びながらカメラを向ける。海向山、そして火口原を囲む外輪山とその山裾にかけて見事な彩りが広がっていた。
「今年もちょうど良かったのかな」、紅葉の時期に合わせて訪れるのはなかなか難しい。しかも札幌からは遠いから、「また来るか」と簡単には言えない。そんな時期合わせ?に以前は一喜一憂したものであるが、最近はあまり「あくせく」せずに行った時の状態を楽しもうと思うことが出来るようになった気がする。

駐車場には1台の車がとまっていたがもう恵山に向かっているのか人影は見えなかった。風は弱く上空には青空が広がっていた。早速装備を整えて~目の前に恵山の荒々しい山肌を見ながら進んだ、午前8時30分。駐車場入口近く、恵山の西側のピーク北斜面が見事な彩りで染まって いた。

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海向山

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海向山手前の火口原外輪山の彩り

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駐車場から恵山を目の前に見て

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西側ピークの北斜面の彩りに圧倒された
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舗装された遊歩道から標識に導かれて恵山に向かって進んで行く。恵山の噴煙たなびく荒々しい山肌を近くに感じながら、火口原(賽の河原)の奥に海向山から外輪山にかけての美しい紅葉を見るのは楽しい。

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噴煙たなびく荒々しい山肌が迫る

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赤く染まる海向山をズームで

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火口原(賽の河原)の奥に海向山を見る

ほとんど高低差の無いまま、やがて権現堂コースを右に分けてそのまま 進み、途中で岬眺望コースを左に分けて椴法華コース側に向かって行く。笹の刈分け道をどんどん進んで行くと、前方にブルーの海を感じてくる。「どうかしらね」ちょっと不安と期待が入り混じる。

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椴法華コース側へ向かって

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海を見ながら下って行く

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