2015年7月5日午前8時、私達は大雪山旭岳のロープウェイ終点駅に下り立った。正面には噴煙を漂わせながら旭岳が聳え立つ。何度も見ている光景だが、ここへ来ると「さぁ~大雪山だぞ」そんな気持ちになる。装備を整えてすぐにスタート、今回のメインは裾合平方面の散策である。今年の大雪山山行のスタートとして、この時期に咲くエゾノツガザクラやチングルマの絨毯を楽しみたかった。
日曜日ではあったが思っていたよりも人は少な目であった。とは言えさすがに人気のコース、ロープウェイで一気に登って来られることもあり老若男女、観光客や登山者の姿が池周辺を行き交う。
この日の天気は~上空に広がる青空、風も弱く、かと言ってそれほど気温も高くは無い絶好の散策日和であった。当麻岳から安足間岳と続く山並み、目を転じて遠く十勝連峰や夕張山地がクッキリと見えていた。そんな光景を楽しみながら池の周りを通り抜け、裾合平へと向かって行く。
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ロープウェイ駅からスタート
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当麻岳方面の展望
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遠く十勝連峰を望む
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擂鉢(すりばち)池
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鏡池の周りを巡り
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大きな雪渓の奥に旭岳を見てゆっくりと高度を上げて行く。しばらくは旭岳の北西斜面をトラバースして進むことになる。ほどなく~期待していたチングルマとエゾノツガザクラの大群落が目の前に展開された。まだエゾノツガザクラは咲いたばかりでやや「赤」系統の色合いが薄いが、その広がりには「これぞ大雪山」と実感するところだ。
そんな光景をカメラにおさめながら小さな沢形を何度も渡って行く。振り返ると歩いて来たコースの彼方に十勝連峰と夕張山地の山並みを望むことになる。
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大きな雪渓を渡って
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裾合平に向かって歩き始めた
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チングルマと咲き始めたばかりのエゾノツガザクラの群落
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チングルマ
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エゾノツガザクラ
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振り返ると十勝連峰と遠く夕張山地の山々が見えた
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目の前に当麻岳から安足間岳と続く山容がぐんぐん迫って来る。こんな山歩きは見た目にも楽しい。更に鋸岳から北鎮岳と連なり~ちょっとだけ頭を見せる比布岳。そんな光景を欲しいがままに大きな雪渓を渡る。
途中の花々だが、、、キバナシャクナゲやエゾノツガザクラがちらほらと見られるだけ、前方から来る方々にその先の情報などを聞いても~どうもまだ花々の開花には時期的に早過ぎのようである。裾合平分岐まで残り1kmほどの地点で戻ることにした。
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当麻岳、安足間岳、小さく比布岳も
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左に鋸岳と北鎮岳を見て
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ウラジロタデ
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キバナシャクナゲ |
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雪渓を渡り帰路へ
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