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さてT4分岐点からは山頂までアップダウンを繰り返しながらの登りとなる。

三角山の手前のコル付近で大きな雪庇がいくつか崩落していた。登山道は恐らくこの斜面を横切る形なのだろうが、落ちてきた雪庇の流れで崩壊してしまったのかもしれない。雪庇の下部を慎重に回り込みながら登って行く。雪庇に触ってみるがすごく固い、これなら相当な重量があるだろう。上部にはまだ少し雪庇が残っていて、恐らくそのまま融けてしまうとも思われるが十分な注意が必要だ。

やがて案内板を見て、ひと登りで質素な標識が置いてあるだけの三角山へ到着。天気が良ければここから札幌市街や藤野周辺そして遠く支笏湖周辺の山々まで見られるのだろうか~

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雪庇が崩落していた
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崩落した雪庇の下部を巻いて

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三角山への案内板を見る

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質素な標識が置いてあった

三角山からは一気に急斜面を下って行く。せっかく稼いだ標高もあっと言う間に清算されてしまう。降り続けていた小雨もいつしか止んでいた。淡いガスと新緑に包まれた路がしっとりとした落ち着いたムードを醸し出す。そんな雰囲気を楽しんでいるのもつかの間、急斜面の登山道がぬかるんできた。何度か滑りながらも慎重に登って行く。更に登って行くと一部でまだ残雪があった。

11時50分、私達は砥石山の山頂に立った。他には誰も居ない静かな山頂、水分補給をして軽食を頬張り~久々にご一緒したhirokoさんとの花談義、山談義が弾む。ちなみに・・・私達にとっては9年ぶりの砥石山山頂だった。

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三角山から急斜面を一気に下る

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淡いガスと新緑に包まれた登山道が美しい

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所々ぬかるんだ登山道が・・・

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残雪が少しあり・・・
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T4分岐点から山頂までに見られた花々について触れておく。少ないながらミヤマスミレが咲き、ツルシキミの花やコキンバイが咲き始め、あちこちで咲くフッキソウの花がとても綺麗だった。淡いピンクのエゾエンゴサクにカメラを向けて・・・もう少しで咲きそうな葉が可愛いナンブソウを見つけて歓声をあげる。こんな調子の尾根歩きだからなかなか先に進まない。

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ミヤマスミレ

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あちこちで咲くフッキソウ(小低木)の花がとても綺麗だった
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コキンバイは咲き始め

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ツルシキミ(小低木)の花

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淡いピンクのエゾエンゴサク

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葉が可愛いナンブソウはもう少しで咲きそう

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