2014年05月11日午前7時20分、私達は伊達市の「太陽の園」構内に咲く桜に包まれて、登山者用駐車場から歩き始めた。眩しいばかりの陽射しを受けながら案内板に従って林内に入る。すぐにひと汗かくような登りが待ち構えている。ここは息を整えながらゆっくりと登って行く、これから始まる山行への準備運動のようなものだ。約15分弱ほどで入山ポストのある登山口となる。 【伊達紋別岳登山口へのアプローチはこちらから】 |
桜咲く太陽の園の構内 |
案内板に従って林内へ |
いきなりの登りとなる |
入山ポストのある登山口 |
伊達紋別岳には毎年のように登っている。咲く花々は全く違うが~この時期の私達にとっては「東のアポイ岳」、「西の伊達紋別岳」と位置するところでもある。「もう咲いているのかしら」「今年の開花は早そうだからね」そんな言葉を交わしながらトドマツ林を抜けて明るい尾根を登って行く。 気温が上がってきているようである、額の汗を拭いながら「こりゃあ、一気に夏本番の山行になりそうだな」と私は呟く。淡々と先を進むおばさんも決して急ぎはしない。山登りでのペース配分は重要なポイントだ。山頂まで一気に登りきっても、、、その後は足腰に負担がかかる下りが待っている。そこでへばってはいられない、何としても登山口まで下りなければならないのだから・・・ やがて3合目の標識を見ると「一望台」へ、ベンチに腰を下して汗を拭いミネラル飲料を飲み干しながら~目の前に広がる展望を楽しむ。「今日は山頂からもきっと素晴らしい景色よね」「あぁ~間違いないね」 |
トドマツ林 |
一望台からの展望 |
さて、登山道脇に咲く花々であるが~ミヤマエンレイソウがチラホラと咲き始め、タチツボスミレ、オオタチツボスミレ~そしてうれしいことにアカネスミレがちょうど咲き始め、今年はもう終わっていると思っていたエゾアオイスミレがまだ咲いていた。 こうなるともうなかなか先には進まない。先を進むおばさんがしっかりと花々をチェックし~その後を私がカメラを持って追うと言う構図が始まる。「ここに咲いてるよ」「これが綺麗よっ」次々と聞こえて来るおばさんのオーダーを受けて、「これはイマイチ」とか、「これは綺麗だな~」とか言いながらシャッターを押す。 朝早いスタートを心がけるのは、ゆっくりと花々の写真を撮りたいからでもある。この日もまだまだ静かな登山道にしゃがみ込みながらカメラを向ける。 |
ミヤマエンレイソウ |
タチツボスミレ |
オオタチツボスミレ |
アカネスミレ |
エゾアオイスミレ |
明るい尾根を多少のアップダウンを繰り返しながらどんどん登って行く。やがて「ガンバレ岩」が現れると、もうひと登りで7合目の「いっぷく広場」に飛び出す。この大きな岩石に赤いペンキで書かれた「ガンバレ岩」だが、その裏側にも文字が書かれているのを、今回の下山時に初めて知った。何と書かれていたのかについては・・・下山時のレポートで。 |
ガンバレ岩、この岩の裏側(反対側)にも何か書いてあるのですが~見た事ありますか? 画像クリックで岩の裏側の写真表示 |
7合目のいっぷく広場へ飛び出す |
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