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花の撮影をしていると・・・次から次へと登って来る人達に追い抜かれる。9時40分、私達も岩場の山頂に飛び出した。登山口をスタートしてから2時間20分だった。登山口標識に書いてあった「山頂まで100分」にはやはり大幅な遅れをとっていた。

ガスに包まれた山頂、もちろん展望は無い。ダイモンジソウもモイワシャジンもまだ咲き始めであった。山頂部の断崖に咲く見事なモイワシャジンを見るのはもう少し先のようだ。それでも・・・花々には丁寧にカメラを向ける。その時々の花々の姿を大事にカメラにおさめようと、ちょっと偉そうに身構える私だった。

のままではちょっと寂しいので昨年撮影した山頂からの展望写真をどうぞ!
■ホロホロ山北西尾根と奥に広がる支笏湖周辺の山々(幅1024ピクセルのパノラマ画像表示)
■オロフレ山と来馬山方面

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岩場の山頂へ飛び出す

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ダイモンジソウ

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モイワシャジン
画像クリックでもう一枚

山頂で花の写真撮影をしていると~どんどん登って来る人達が増え始めた。ほとんどの人がちょっとだけ立ち止まり~すぐにホロホロ山へ向かって行く。「行こうか」私の言葉におばさんは頷いてガスに包まれたホロホロ山への縦走路を下り始めた。

急斜面をどんどん下って行く。ウメバチソウはちょうど咲き始め、、、そして・・・「綺麗よ~咲いてるわ~」私はおばさんの歓声に引き込まれそうになりながらダインダーを覗いた。昨年はやや終盤だったナガバキタアザミ、今年はちょうど見頃~大きな群落となって見事に咲いていた。白いガスがかえってその彩を控え目に輝かせていて美しい。「やったね!」と私は心の中でそっとピースサイン。


ホロホロ山へ向かって下る



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ナバガキタアザミ
画像クリックで幅1024ピクセルの画像表示

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ウメバチソウ

ホロホロ山への登りが始める頃にやっと少しだけガスが途切れて来て・・・いつもなら「来るぞ~」と叫ぶ私だったが、どうひいき目に見ても「一気に展望が広がり」とは期待できそうにもない。ホロホロ山から下りて来る二人連れの方とすれ違う、「見えませんね~」「このあたりが良いところなんですけど」と言葉を交わす。
ヨツバシオガマ、タカネトウウチソウはほぼ終わり~エゾオヤマノリンドウがちょうど咲き始めであった。

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ホロホロ山への登

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ヨツバシオガマ

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エゾオヤマノリンドウ
画像クリックでもう一枚
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タカネトウウチソウ

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