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「明日も天気が良さそうね」、連日の晴れ予報〜こうなるともう登るしかない。「ニセコはまだ早そうだし〜札幌近郊で手稲山にしようか」そう決まると準備は早い、食糧ヨシ、飲料水ヨシ、地図良し・・・あっと言う間に「これでヨシ!」。

2013年6月13日、私達は手稲山「平和の滝コース」の登山口に立った。駐車場には既に数台の車がとまっていた。平日ではあったが好天に誘われて結構登っている人達が多いようである。早速装備を整えて午前7時25分案内板を見ながらゲート前へ、熊出没情報は昨年のものだった。
強い陽射しとセミの鳴き声に包まれながら林道に入って行く。今回の行程は〜平和の滝コースを登って大きなケルンまで、距離にして約5km弱ほどだが標高差は約730mもある。コースの特徴は、比較的なだらかな林道歩きと小さな尾根への登りを経て布敷ノ滝までの約3kmと、伏流水の音を聞きながら斜面を進んで岩れきの大斜面を登ってケルンまでの約1.5kmの二つに分れる。前半は散策モード、後半に入って一気に山登りモードにギアチェンジである。

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登山口

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セミの鳴き声に包まれながら林道を進む

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ホウチャクソウ

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ナンブソウ

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エゾノレイジンソウ

林道を包み込むセミの鳴き声、登山道に入って小さな沢を通過する、発寒川の清流の音がとても心地よい。林道や登山道脇に咲く花々に目を移すと〜シラネアオイがまだ沢山見られた。白花も見つけてカメラを向ける。「あっ、これはカラスシキミじゃない?」おばさんが指を差す。札幌岳で見て以来の花はちょうど見頃だった。

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ルイヨウショウマ

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シラネアオイ
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シラネアオイ(白花)

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カラスシキミ

このコースは過去に2回登っているがいずれも秋の紅葉シーズンだった。「どんなお花が咲いているのかしら」今回の山行ではそんな確認もしたかった。

やがて登山道は尾根に向かって急斜面を登り〜一旦下って橋を渡り対岸へ、ほどなく布敷ノ滝を見る。9時15分、登山口をスタートしてから1時間50分だった。それにしても暑い、ザックを下して水分補給だ。

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橋を渡って対岸へ

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布敷ノ滝を見ながら

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