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2013年7月21日午前6時45分、私達はクマネシリ山塊の西クマネシリ岳登山口に立った。数台の駐車スペースには既に4台の車がとまっていて〜数名の方々が出発準備をされていた。ほどなく今回ご一緒させていただく帯広のyamazさんと合流し、午前7時登山口をスタートした。西クマネシリ岳には昨年7月28日に登っていた。ほぼ終盤ではあったがトウゲブキの見事な群落に驚いていた。昨年よりちょうど1週間早い今回はきっと綺麗に咲いていることだろう。

三の沢川沿いの道はところどころで倒木に阻まれていた。小さな流れを渡ったり〜倒木を跨いだり〜迂回しながら進んで行く。ミヤマアカバナがやっと咲き始め〜オオヤマオダマキがやや終盤ながら綺麗に咲いていた。約30分ほど歩くと旧営林署の小屋跡が見えて来る。

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三の沢川沿いの道はしばしば倒木に阻まれる

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旧営林署の小屋跡

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オオヤマオダマキ

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ミヤマアカバナ

ほどなく1040m土場跡へ着く。以前はもっと裸地が広がっていたが、今は草木に覆われてその面影はあまり無い。三ノ沢を左に分けて作業道跡を進んで行く。この日も良い天気だった。上空からの陽射しは木々に遮られてまだそれほど暑さは感じない。徐々に傾斜が増して来て作業道跡が大きくジグを切り〜少し進むと登山歩道入口だ。ここまで1時間15分、「今日も暑くなりそうですね」そう言いながらザックを下して水分補給〜ひと息入れていきなり急登の針葉樹林に囲まれた登山道に入って行く。

ちょうど見頃のエゾノレイジンソウがあちこちに咲いている。「もっと上にまだまだ沢山咲いていますよ」カメラを向ける私にyamazさんが言う。その言葉通り登るにつれて見事な株が目について来る。そして足元には咲き始めたばかりのギンリョウソウ〜その抜けるような透明感には驚くばかりだ。どちらもちょっと暗い林内が似合う花だと思う。

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1040m土場跡付近

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作業道跡を進む

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登山歩道入口付近

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ギンリョウソウ
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ゴゼンタチバナ

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エゾノレイジンソウ

「見えてきたわよ〜」尾根に出ると木々の間から展望が開けてきた。山頂からの広がる展望に一段と期待が高まる。「シャクナゲが咲いていますね」「あっ、ミヤマチドリがここに・・・」、そのたびに立ち止まりカメラを向けながら〜そしてゆっくりと登って行く。

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ハクサンシャクナゲ

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ミヤマチドリ

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   山頂付近で見たリンネソウ                            ハクサンチドリ

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