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2月12日に朝里岳に登ってから既に2週間が経過しようとしていた。その間一度、ある山を狙って登山口まで行ったのだが〜極上のパウダーが待っていたものの、やや風の強い小雪交じりの天気〜しかも30センチ超えのラッセルが予想される状況にあっさりと中止。「今年は何か冬山に恵まれないねぇ」などとぼやくものの、自然に逆らうことなくマイペースで登ろうといつも思っている。HPの更新は滞ることになるが、ブログのようにカレンダー的な意識が無いから「更新しなければ・・・」などと感じる事もあまり無い。

それでも、山が好きな故に日々天気予報には目を向ける。「明日は高気圧が広がって来て・・・風は弱そうだし・・・」「幌平山なんかどうかしら」「去年はオコタン分岐から登ったから今年はイチャンコッペ山登山口から登ってみようか」。
2013年02月28日午前09時30分、イチャンコッペ山登山口をスタート。上空は時々薄日が差すものの雲が広がっていた。今回の足元はアルミワカン、登山口からの細い急斜面は山スキーでは厳しい。
急斜面に一汗かいてほっと一息、眼下に支笏湖が広がり〜紋別岳やモラップ山が見えていた。

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イチャンコッペ山登山口

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眼下の支笏湖を囲む紋別岳と右にモラップ山

夏道登山道に沿ってしっかりとした踏み跡が続いていた。「これは助かるよね〜」久々のワカンであるが軽い足元にほっとしながら登って行く。やがて登山道は水平に斜面をトラバースして行くが、この付近から登山道を右に分けて幌平山の稜線に向かって登って行くことになる。

「うっすらと踏み跡があるわね」「うん、その方向で良いよ」、その踏み跡は急斜面を小さくジグを切りながらグイグイと進んでいる。アルミワカンではスノーシューのような浮力は得られ無いから、うっすらとした踏み跡でもあると無いとでは大違いである。一歩一歩ゆっくりと歩を進めながら登って行く。急斜面だからどんどん高度を稼ぐことが出来る。

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水平にトラバースする登山道を右に分けて

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急斜面を登る

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ジグを切りながら登って行く

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右奥に反射板のある785mピークを見ながら

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