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小雨のぱらつくどんよりとした空模様、低い雲が勢い良く流れている。「晴れるのかなぁ」ちょっと不安になりながら伊達市有珠町に入る。急に雲の切れ間から明かりが射し込んだ。「これは行けるぞっ」ほっとしながら国道37号沿いの「有珠山登山口」のサインから入り約1.7km、高速道路の高架手前の駐車場へ到着した(トイレあり)。早速装備を整えて出発だ、2012年10月20日午前9時50分。

高速道路の下を通り抜けてすぐに、管理道路を右に分けて登山道に入る。「治山の森」と書かれた標識や遊歩道の案内板がある。階段があったりベンチがあったりと大変良く整備された登山道(遊歩道)を進んで行く。どんどん天気は回復してきているようで、木漏れ日に包まれた登山道が心地良い。

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高速道路の下を通り抜け

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登山道へ

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所々に階段がある

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ベンチもあって

登山道脇にオオカメノキやムラサキシキブの果実を見て〜色づき始めた紅葉に包まれながら登って行く。治山の森の中では工事用車両の音も聞こえていた。まだあちこちで整備が続けられるのだろう、真新しい階段を登って行く。途中で「外輪山展望台まで1.5km」の案内板を見た、描かれているのはクマゲラだと思うんだけど・・・残り1kmの地点ではウサギが描かれていた。この楽しい案内板は以前からあったものだろう。

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オオカメノキの果実

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ムラサキシキブの果実

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整備されている登山道

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あと1.5kmの案内板にはクマゲラが描かれている

10月に入って伊達紋別岳や室蘭岳に登って遠くに見ていた「有珠山」、何度も登ろうと思っていたのだが〜ついつい遠ざかっていた山である。夏の花の時期も良いと思っていたのだが、今回は秋色狙いでの山行となった。駐車場から外輪山まで標高差にして約460m、そこから外輪山遊歩道をトイレのある火口原展望台へ行き、戻って外輪山展望台へ、そして休憩後に下山〜距離にして約7km強の行程である。

木々に囲まれた静かな登山道は木漏れ日が射し込んでいたかと思うと、突然暗くなり、でもまたすぐに明るくなって〜そんな繰り返しが続いていた。「せめて紅葉が綺麗なところでは、日射しが欲しいなぁ〜」昨今の天気の変化にちょっと弱気になりながら私は呟いた。標高約410m付近で一旦視界が開けて、管理道路と交差した。

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シダ植物の多い斜面もある

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ガマズミの果実

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視界が開けて

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