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今年の近場の山々の紅葉はかなり遅れているようだ。かと言って待っているだけでは雪が降りだしそうにも感じる。まだ少し早いかもしれないけど行ってみようと思うのだが天気予報がままならない。準備だけしておいて直前予報で決めるしか無い状況が続いていた。

2012年10月15日7時45分、私達は樽前山の7合目登山口の駐車場に立った。さすがに月曜日の早朝とあって2台の車がとまっているだけだった。風はちょっとあるものの上空には見事な青空が広がっていた。「これなら天気は大丈夫よね」「問題は紅葉だよな、果たしてどうなんだろう」途中の林道脇の状況を見る限りではもう少しのような気がした。

8時ちょうど〜装備を整えて登山口をスタート。今回の行程は登山口から樽前山東山ピークへ登って、その後は外輪山を辿り932mピークへのコル手前からお花畑へ下り、7合目へ戻る〜距離にして約5km強である。朝日を受けた外輪山、そして裾野に広がる紅葉と支笏湖を見て歓声を上げた。「綺麗よ〜〜〜」「そうだね、これだけ見られたら〜」まだちょっと鮮やかさには欠けるものの、全体的な紅葉の色彩は十分感じることが出来るものだった。

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外輪山を見ながら

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932m峰と右に風不死岳

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裾野に広がる紅葉と奥に支笏湖

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階段登りを終え、眼下に日射しを反射して輝く太平洋を見ながら色づく山腹を斜上して行く。予想していた通り〜外輪山へ出ると急に風が強くなった。おばさんは休む事無くどんどん登って行く。大声をあげても聞こえないだろうから、私も無言で後に続いた。体感温度が一気に下がって来る。私はアウターのフードを被り外輪山からの展望をカメラにおさめた。

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山腹を斜上して行く

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外輪山へ(西山東山分岐)

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溶岩ドームと西山

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奥宮から西山へと続く外輪山

8時45分、東山ピークへ〜ここも休まずにそのまま外輪山を進んで行く。眼下にはブルーの支笏湖、前方には932m峰と風不死岳、遠く白老三山や徳舜瞥山やホロホロ山を見ながら、、、心地良い稜線歩きになるのだが〜とにかく風が強い。天気が良ければ932m峰も登ってと思っていたのだが、私達にとってはそんな雰囲気では無い。眼下に広がる裾野の紅葉を横目に、932mへのコル手前から足早にお花畑へと下った。

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東山へ向かって

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東山ピーク

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眼下に支笏湖ブルーを感じながら外輪山を進む

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前方に932m峰、風不死岳を見ながら

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眼下に広がる裾野の紅葉

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稜線からお花畑へ

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