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稜線からお花畑に下りるとやっと風が弱まった。「いっやぁ〜久々に凄い風を味わったよねぇ」そう言いながらほっと一息をつく。眼下に支笏湖を見ながら、マルバシモツケ、ミネヤナギ、タルマイソウ、シラタマノキ、ウラジロタデ、イソツツジ等の紅葉に覆われた斜面を見渡す。

前方から単独の男性が登って来た。「風が強かったので932m峰は止めたんです」紅葉の事よりも稜線上の風の話しになった。そう言えば外輪山の途中でも単独の男性とすれ違ったのだが、強風のために会釈しただけだった。更に女性グループとすれ違う、「やっぱり稜線の風は強かったですか・・・」そんな会話になった。

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眼下に支笏湖を見ながらお花畑を下る

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色づき始めのイソツツジの紅葉

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タルマイソウの紅葉

風不死岳への分岐を左へ分けて、裾野に向かって下って行く。周辺を覆う草紅葉と眼下の支笏湖が美しい、何度も立ち止まりながらシャッターを押す。この頃から上空が雲に覆われて来た。風が強いせいかその流れは速い。あっと言う間に雲が広がったと思うと、ほどなく雲が途切れ日射しが射し込んで来る。紅葉の写真では日射しがあると無いでは大違いだと思う、写真の色合いが違うのである。カメラを構えた瞬間に、ふーっと暗くなり「ダメだ、ダメだ」と次の瞬間を待つ。そんな繰り返しが続いた。

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ススキの穂が揺れる裾野を進んで行く、、、前方のナナカマドの紅葉が目に飛び込んで来る。昨年はその紅葉トンネルに歓声をあげたものだが今年はどうなのか、ちょっと不安を抱きながらファインダーを覗く。「綺麗だよぅ〜」先行するおばさんが叫ぶ〜支笏湖ブルーと紅葉と〜そしてナナカマドのトンネルに身を置きながらその美しさに目を見張る。上空が一気に暗くなって来た。「なんでこんな時に・・・」私はふてくされながらその場に立ち尽くした。「ほらっ、また日射しが!」おばさんの声に、私はシャッターを押し続けた。

ナナカマドの紅葉は色合い的にはまだちょっと早かったようだが、葉っぱは枯れていないからもう少し先が見頃になるのかもしれない。ただそれも天気次第である、いつ雪の便りが届くかもしれない状況でもある。とにかく今年の紅葉予測は難しい。

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ススキの穂の奥に紅葉を見て

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紅葉と支笏湖ブルー

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ナナカマドの紅葉に包まれて

10時20分、7合目ヒュッテ前に出た。さすがにこの時間になると駐車場には多くの車がとまっていた。あまり登山者とすれ違わなかったのは、ほとんどの人達が私達と同じで、まずは東山のピークに向かっているのかもしれない。樽前山の紅葉〜天気次第ではまだまだ楽しめそうである。

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7合目ヒュッテへ

コースタイム(含休憩時間)
7合目登山口 08:00  樽前山東山ピーク 08:45  風不死岳分岐 09:40  7合目登山口 10:20

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