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2012年1月11日、手稲ネオパラを目指す事にした。スタート地点の西野浄水場奥は我が家から車で20分ほど、そんな意味では手軽に行ける場所である。しかしその駐車スペースは狭く数台のみ、、、平日だからと7時30分を目途に到着したのだが、既に数台の車がとまっていて〜何とか間に合ったと言ったところ。それでも車幅ギリギリだったので、30分ほど除雪して駐車場所を確保した。「あっ、エゾリスだっ」おばさんが叫んだ、エゾリスは道路を横切って林の中に消えた。「へぇ〜このあたりの家の人は玄関先で見られるのだろうね」ちょっとビックリである。

「あぁ〜〜〜もう疲れたなぁ」除雪を終えて苦笑いしながら装備を整え8時25分スタート。天気予報は「乾雪」マークだったが、最近はこのマークだとほとんど晴れが続いていた。この日も抜けるような青空が広がっていた。「やっぱりね、予想通りだよ!」私は自慢そうに言った。ただ気温はかなり下がっているようである。「パウダーかもしれないよ」そんな期待を胸に林道を進み、右に折れる地点を真っ直ぐに沢沿いに進んでショートカットだ。少し進むと砂防ダムを左に見て、先行トレースは遮る木々をうまく交わしながら進んで行く。30分ほどで林道へ戻り、ほどなく標高315mの林道がカーブする地点から沢に入る。

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林道から沢へ

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砂防ダム

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木々を交わしながら進む

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林道へ出る(標高290m付近)

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林道と分かれて沢へ

広い沢の中はなだらかだが、人気の山だからあちこちにトレースがある。「どっちにする?」「そうだなあ〜歩きやすそうな方で良いよ」ほとんど指示にならない言葉におばさんが頷く? 両側の斜面を意識して進めばあまり問題の無いところだ。
標高420m付近で林道と再度交差するが、その先にはピンクのテープ下がっていて沢がぽっかりと口を開けている。帰路には十分注意が必要だ。

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【注意】口を開けた沢はピンクのテープが目印

やがて前方に開けた斜面が見えて来る、第三斜面(下の壁)だ。斜面を横切るように登って右側の樹林帯へ、ジグを切りながら急斜面を登る、背後には藻岩山が見えて来て展望が開けるところである。帰路には滑りも楽しめるところだ。「交代するよ」途中から先行トレースを外れて歩きやすいところを狙った。前回の大沼山の時とは違って深くても軽い雪である、少しのラッセルはさほど気にならない。とは言っても斜面がなだらかになると、すぐに先行トレースに乗る。

第三斜面を登ってからは少しずつ高度を上げて行く。沢をひとつ越えて進んで行くと、「こんにちは〜」と後ろから単独の男性が抜いて行く。グイグイと進んで行く、「はっや〜ぁっ」あっけにとられながら見送る。やがて前方に真っ白なオープンバーンが見えて来た。「お〜〜〜いよいよだぞ」私はカメラを持つ手に力をこめた。

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下の壁に向かって

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背後に札幌市街を見ながら第三斜面(下の壁)を登る

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目の前にオープンバーンが見えて来た

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