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前夜の天気予報を見て叫んだ、「なんだよっ、登るとしたら明日の方が良いじゃないか」。直前に変わる天気予報にすぐに予定を変更した。翌早朝(2012年5月25日)札幌を出発、約300kmをひた走る。賽の河原駐車場の着いたのは11時少し前、すぐに装備を整え海向山に向かって歩き始めた。

上空には青空が広がり風も弱い、気温もそれほど高い訳でも無く、まさに登山日和だった。チゴユリやツボスミレが咲く明るい登山道を進んで行く。

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海向山へ向かって

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チゴユリ

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ツボスミレ

この山の登山コースは左回り(Aコース)と右回り(Bコース)がある。今まで何度か登っているが全て右回りコースであった。「たまには左回りコースも良いかな〜」と思いつつも周回分岐まで来てやはり右回りコースを選んだ。456mピークからの眺めとコルへの急斜面の下り、そして再び登って山頂へ立ち、下山は前方に荒々しい恵山を見ながら急斜面を下る〜そんな流れの方が自分たちなりに楽しいと思ったからである。

周回分岐から456mピークへ向かって登って行く、今年もシラネアオイが綺麗に咲いていた。何度も立ち止まりながらファインダーを覗く。やがて視界が開けて456mピークに飛び出す。そこには私達のお気に入りの光景が広がる。荒々しい恵山もここからはなんとなく優しく見えてしまうのは自分だけなのだろうか・・・

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シラネアオイに包まれながら

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456mピークにて

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456mピークから恵山を見る

456mピークからは右方向に海向山を見上げながら、コルへ向かって急斜面を一気に下って行く。ただ見た目よりはすぐにコルに下り立ってしまう、標高差は60mほどである。ここから山頂に向かって標高差約170mほどの登り、花々を楽しみながらゆっくりと進めば辛いことは無い。

フデリンドウにカメラを向け、咲き始めたハクサンチドリの品定め?、そして白花のハクサンチドリを見つけて歓声を上げる。やっと咲き始めたムラサキヤシオを見つけるとほどなく山頂に立った、12時55分。

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コルに向かって下る

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コルからの登り

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フデリンドウ

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ハクサンチドリ
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ハクサンチドリの白花

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山頂では水分補給をして軽食を頬張り、すぐに左回りコースに向かって下山を開始した。前方に荒々しい恵山を見ながら急斜面を下って行く。眼下の新緑がことのほか美しい。

すれ違う人も居ない静かな登山道をのんびりと下って行く。結局この日は海向山で他の登山者に出会うことは無かった。

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恵山を見ながら左回りコース(Aコース)を下る

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