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2012年4月10日午前7時10分、私達は漁岳林道を歩き始めた。今回の装備はアルミワカン、そして念のためアイゼンも持参した。林道に先行する一名のトレースがあった。どうやらつぼ足で進んでいるようである。 「これなら大丈夫だね」私達は予定通り林道はつぼ足、尾根歩きはアルミワカン、山頂直下の急斜面は状況によってはアイゼン装着とした。

風は少しあるものの上空には青空が広がっていた。足元は埋まることも無く快適な林道歩きが続く。やがて前方には目指す真っ白な山塊が見えて来る。しかし、まだまだ遠い道のりだ。
林道を歩くこと1時間弱(約2.6km)で尾根取付き地点に到着した。先行者はここまでシートラで来たようで、尾根には山スキーのトレースが続いていた。私達は休憩を兼ねて足元をワカンに変更することにした が、前回デビューしたばかりのワカン行だけに、装着にちょっと手間取り20程経過する。そして〜いよいよ尾根に向かっての登りが始まった。

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漁岳林道を進む

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前方に白い山塊が見えて来る

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尾根取付き地点

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山スキーのトレースに沿って進んで行く。急斜面にちょっと埋まり気味ながらもグングン高度を上げて行く。やがてなだらかな尾根となり、901mピークの南西コルを目指して進む。この付近は帰路で方向を間違え易い地点かもしれない。進むに従って木々の間から恵庭岳が見えて来るのがうれしい。

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901mピーク南西コル付近

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コルから950mピークに向かって登って行くと展望は一段と広がり、「恵庭岳〜オコタンペ湖もっ〜」おばさんの歓声に促されるように私はカメラを向けた。ファインダーの先にはオコタンペ山から見た以上の大き さで、恵庭岳と〜まだ湖面が真っ白な雪で覆われたちょっと幻想的なオコタンペ湖があった。
950mピークは雪庇が張出した細い尾根となっていた。先行する山スキーのトレースは下部を巻いて進んでいた。私達はワカンだからそのまま真っ直ぐにピークを踏んで行く。

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気持ちの良い尾根歩きとなる

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950mピークへ向かって

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恵庭岳とオコタンペ湖

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幻想的な佇まいのオコタンペ湖

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