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7合目を過ぎるころから登山道には大小の岩石が目立つようになる。下山時には十分注意が必要なところである。前方には青空が見えかくれするものの、低木の樹林帯からはなかなか抜けきれない。小さくジグを切りながらの登りが延々と続く、このあたりが京極コースでは一番の「耐えどころ?」かもしれない。

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ヤマハハコ

やっと岩れき斜面に出て〜外輪山が近いことを知る。ゴロゴロと転がる岩石に足をとられないように、張られたロープに沿って慎重に登って行く。「もう一息だ」そう書かれた9合目標識を見る〜ほっとしながら汗を拭うのだが、7合目付近を登る頃から気になっていた南方向からのガスが漂い始めた。天気の崩れを予想させるものでは無かったが、山頂からの遠望に関しては影響がありそうだ。

ちょっと足をとられながら最後の砂れき斜面をひと登り、外輪山に飛び出した。

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岩れき地を登る

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ガスが漂い始めた

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外輪山へ向かって最後のひと登り

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コケモモ(おばさん撮影)

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ウラジロタデ(おばさん撮影)

6年ぶりの羊蹄山〜その火口「父釜」と、それを囲む外輪山がクッキリと見えていた。山頂方面(最高点)を見るとやはりガスが漂っている。さすがに日本百名山として人気の山である、真狩コースから来る人々〜山頂に立つ人々で賑わいっているようだ。
10時55分、羊蹄山山頂に立った。登り始めてから5時間5分、遠く〜長く〜辛い登りを終えた。

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羊蹄山火口(父釜)を見る (パノラマ画像)

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山頂へ向かう

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山頂に立つ人達を見ながら

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