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羊蹄山は6年ぶりの訪問だった。そして今回の京極コースに限って言えば7年ぶりになる。2011年8月19日早朝、私達は登山口に立った。比較的登る人が少ないこのコースだが、登山口には3台の車がとまっていた。どうやら避難小屋泊している人もいるようだ。

午前5時50分、入山届に記入して〜前方に大きく聳える羊蹄山を見ながら進んで行く。500mほど先で「羊蹄山登山道」の標識を見て樹林帯の中に入って行く。林道を横切って少し進んで1合目、さらにもうひとつ林道を横切り、小さな沢形をひと登りで2合目の標識を見る。ここまで約40分、緩やかな登りが続いていたがひとまず水分補給で小休止。

登山道脇には、もう終わりかけではあったがオオヤマサギソウ、そしてツルニンジンがちょうど良い感じで咲いているのがうれしい。

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オオヤマサギソウ

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ツルニンジン

4合目を過ぎるころから登山道は傾斜を増して来る。火口壁上の外輪山に向かってほぼ一直線に小さくジグを切りながらの登りだ。登山口から山頂まで〜標高差約1470mの登りはとにかく長い。次の合目標識をまだかまだかと心待ちに?しながら登って行く。
5合目を過ぎる頃から時折視界が開けて、すぐ隣に尻別岳、奥には徳舜瞥山とホロホロ山、眼下に広がる京極市街周辺の田園風景や、札幌近郊の山々〜余市岳や定山渓天狗岳、無意根山などが見えていた。

「休もうか」最初は2合目ごとに小休止だったが、この頃になると合目標識を見るたびにザックをおろした。まだまだ続く登りである、急いで登っては息絶え絶えになるのは目に見えていた。そんな辛い登りも登山道脇に咲く花々を見ると少し元気が出て来る。花の時期は終盤を迎えているものの、まだウメバチソウやコガネギクが咲き、シロバナニガナが美しい。

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手前に尻別岳、奥に徳舜瞥山とホロホロ山

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余市岳、白井岳、右に小さく定山渓天狗岳

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無意根山、中岳、右奥に札幌岳

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シロバナニガナ

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コガネギク

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ウメバチソウ

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