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2011年11月3日、私達は尻別岳留寿都コースの登山口に立った。駐車場には既に数台の車がとまっていた。出発準備をしている二人組もいる、そして私達が装備を整えているうちに更に1台の車が到着した。10月30日の塩谷丸山ほどでは無いようだが、この日も小春日和が予想される天気である〜夏山シーズンの終盤を楽しむ人達は多いようだ。

9時30分登山口をスタート、明るい林間と言った感じの良く整備された登山道を進んで行く。ほどなくスキー場のリフトを見て木々の間からちょっと羊蹄山の雄姿を確認してほっとする。「羊蹄山を見ながら歩きたいね」そう思って決めた6年ぶりの尻別岳登山であった。

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登山口

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スキー場のリフトを見て

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木々の間から羊蹄山が・・・

リフトを見てからなだらかに下って〜、まずは773mピークに向かっての登りとなる。標高差100m強ほどの登りはそれほど苦にはならない。やがて視界がグンと広がって、ホロホロ山や徳舜瞥山、白老三山、振り返れば洞爺湖方面が見える。そんな光景は下山時のレポートで紹介することとする。

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773mピークへの登り

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視界が広がって

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さて、773mピークが近づくにつれて正面には「待ってました」とばかりに尻別岳がとてつもなく大きく見えてくるのだ。「あぁ〜〜また来てしまったなぁ」などと後悔してももう遅い???723mコルに向かってどんどん下って行く、、、標高差50mほどの下りなのだが目の前に迫る大きな山容に圧倒されて、「そんなに下らなくても・・・」と思ってしまう。そして頂上稜線に向かって伸びる急斜面に刻まれた登山道を見て「ためらい」を感じるのは私だけだろうか? それでも尻別岳の山裾に見る美しい羊蹄山を見ると〜「もっと登って・・・もっと見たい」そんな誘惑に負けるのだ。

コルから頂上稜線まで標高差約310m、何度も登っている私達はその辛さを知っている〜とにかく侮るなかれ「尻別岳」なのだ。「一休みしましょう」私達は723mコルでザックを下した。この日も無風で小春日和の山行になった、「こんなに良い天気が続くなんて〜珍しいわね」「本当、この後が怖いくらいだ」。

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前方にめざす山頂が立ちはだかる

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723mコルに向かって下る

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尻別岳の山裾に見る羊蹄山が美しい

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