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「山の花紀行」でお馴染みの帯広のyamazさんがトリカブトに興味を持っていて、オクトリカブトを探していることを知り、以前撮っていた写真を見せた〜9月の後半3連休にあわせて道南を案内することにした。何とか開花している時期に間に合って、写真撮影に夢中のyamazさんを見てほっとする。特徴的な大きな葉は傷んでいるものが多かったが、見事な株を見つけて私も撮影〜

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オクトリカブト
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カラハナソウ

折角ここまで来たのだからと、江差町の笹山、元山にyamazさん、akamさんと一緒に登ることにした。2011年9月24日、私達は江差町のサダサ川沿いの林道を登山口へ向かって走った。奥に進むにつれて林道には草が被り〜「これはちょっとひどいかな・・・」、過去に3度登っているがいづれも春先きであった。さすがに秋になると通る人(登る人)もめっきりと少なくなるのだろう。登山口手前の駐車スペースにはもちろん私達の車だけだった。
出発準備をしていると〜1台の車が到着した。江差町役場の人らしく、来月登山会があるので登山道の笹刈りに来たと言う。私達は笹山から元山へ進むと言うと、「う〜〜ん、縦走路は結構被っていると思いますよ、この山は初めてですか?」「いえっ、3度ほど登っています」「それなら大丈夫だとは思いますが〜私達は元山側から縦走路に向かって刈ります」「そうですか、御苦労さまです。じゃあ途中で会うかもしれませんね」

縦走路の途中で笹刈りをする役場のお二人に会うかも・・・と言う期待?を胸に、笹山登山道に入る、9時15分。尾根に出るまでの樹林帯はとにかく暗い。上空からの日射しが届かないのだ。急斜面を15分ほどジグザグと登ると尾根に飛び出す。稲荷神社の参道は途中の鳥居から左の沢へ向かって進んで行く。小さな沢を渡ってトドマツの植林地を抜けると祠のある水場に到着。

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笹山登山道入口

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広い尾根道は稲荷神社参道

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左の沢へ進む

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水場、祠がある

水場を過ぎてひと登り、やがて山名に相応しい笹斜面の登りとなるのだが〜登山道には草が被り〜〜〜先頭を行くおばさんにかわって私が先導して進んで行く。眼下に江差市街が見えて来ると山頂は近い。エゾオヤマリンドウやオオノアザミを見る。それほど珍しい花では無いものの、この時期に見られた愛おしさからカメラを向ける。

登山道入口から1時間10分で笹山稲荷神社に到着した。神社の周辺は氏子さんの手によるものか〜綺麗に笹刈りされていた。秋の日射しをうけながら、ザックを下しゆっくりと休憩する。

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眼下に江差市街

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笹斜面を登る

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エゾオヤマリンドウ

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オオノアザミ

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笹山稲荷神社

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