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毎年アポイ岳には何度か登る、その時々で咲く花々の様子を「やっぱり今年も見たいね」と言う気持ちになるからだ。
アポイ岳の花は5月上旬から咲き始めるが、もちろんその年の気候によって開花時期が変わる。今年はどうやら遅れているようである。入山ポスト前に掲示されている今咲いている花々の写真に目を通す、「うん、これだけ咲いていればね」そう思いながら登山道に向かって進んで行く。
2011年5月23日午前6時30分、さすがに平日とあって先行しているのは単独の2人だけのようである。クマ目撃情報を見ると、1週間ほど前の6時半ころに何とビジターセンター下のトイレ付近で目撃されたと書いてあった。そのすぐ横が登山者用の駐車場だから・・・車中泊の時には一応注意が必要かもしれない。

登山道に入ってほどなく、いつもエゾオオサクラソウが咲く場所にさしかかる。「今年はもう終わりがけかな〜」と思っていたのだが、何とまだ旬であった。

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エゾオオサクラソウ
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朝早いからコミヤマカタバミはまだ花を閉じていた。「帰りに注目だね」と期待していたのだが、、、気温はあまり上がらずに曇ってきたために結局は下の写真のように〜開き加減?の花を見るだけになってしまった。

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コミヤマカタバミ

5合目の山小屋までは樹林帯を進んで行く。通過する沢には休憩所が設置されているのがうれしい。上空からの木漏れ日が花々を照らす。大きな倒木の根に咲いているタチツボスミレを見つけ、綺麗なフイリミヤマスミレを見つけてカメラを向ける。いつものところに咲いていたオクエゾサイシン、いつもそのアングルに悩まされながらの撮影になる。
所々にミヤマエンレイソウ、センボンヤリが咲いていた、そしてヒメイチゲがちょうど良い感じ。コキンバイはもうほとんど終わりがけであった。

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休憩所

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タチツボスミレ

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フイリミヤマスミレ

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オクエゾサイシン

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ミヤマエンレイソウ(おばさん撮影)

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