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2010年1月31日、私達は奥手稲山に向かって林道をスタートした、8時15分。「えっ、こんなに積もってるの」それは予想外の積雪量だった。「先行トレースがあるよっ」そんなおばさんの声にほっとしながら進む。木々に纏わりついた雪が直前までの降雪を物語っていた。「こりゃあ、綺麗だねぇ〜〜〜」間もなく夕日沢林道に入って行く。

ラッセルは深い、軽く上質な粉雪ではあったが〜ちょうどひざ上くらいまでのラッセルである。「こりゃあ、大変だよね」、先行トレースは見事だった、無駄なく奥手稲の沢川に沿って進んで行く、所謂「洗練されたトレース」である。「何人くらいなのかしら!」所々でラッセルを替わった形跡が残っていた。「数名ってとこかなぁ〜〜〜それにしても本当に助かるなぁ」

スタート
スタート

林道1
深いラッセルだ

林道2

風はほとんど無かった、時々木々に纏わりついた雪が落ちて来る程度である。青空も段々見え始めていた。「きっとどこかで追いつくさ」私達はそう思っていた。この深いラッセルである、たとえ数名で交代したとしてもなかなか大変に違いない。

やがて沢が狭まって来て、標高約650mの地図上で林道が尾根へと分岐している地点に辿り着いた。ここまで出発してから1時間15分。先行トレースは尾根に向かう林道の東側の斜面を登っていた。「ここからも登れるけど、、、ちょっと手前から登った方が」そう言って私達は分岐のちょっと手前の急斜面にとりついた。
取り付きは急斜面である、おまけにフカフカの粉雪とは言え深いラッセルだ。「よし替わるよっ」私は意を決して?先頭でラッセルを開始した。キックターン〜ラッセル〜息があがる。しかし急斜面は最初だけだ、細い尾根形も傾斜が緩んで来ると小さなジグで問題無く登って行ける。再びおばさんが先頭に立った。

沢が狭まって
沢が狭まってきて

尾根取り付き
尾根に向かって斜面に取り付く

急斜面の登り
私が先頭ラッセル(おばさん撮影)

尾根へのラッセル
おばさんが交代してラッセル

広い尾根に上がる、しばらくはおばさんのラッセルが続く。私はいつも通りに取材班と言うことで甘んじて後塵を拝す!!!「右に沢を意識しながら進めば、、、先行トレースにぶつかるよっ」、この深いラッセルである、私達二人だけだったらとても時間がかかるし、体力的に負担もかかる。ここは先行トレースの恩恵を受けながら??進むことにした。間もなくしっかりと合流して、、、してやったり???

ラッセル

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