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前週末の3連休、ニセコの登山口に立って驚いた。そこにはすっかり色あせた紅葉があったからである。もう終わってしまったのか?それともこれから?いや、既に葉の落ちた木々も多い。結局3連休は山へは登らずに残り少ない花散策を楽しんだ。それにしてもニセコのあの鮮やかな紅葉(3年前)は何処へ行ってしまったのか・・・来年こそと期待しておくことにした。

「近場を散策してみようか」私達は定山渓に的を絞った。人気のある豊平峡を除いて、まだ歩いたことが無い定山渓温泉の散策路〜そしてその後に小天狗岳に登ることにした。
2010年10月17日、天気予報では曇りのち雨、午前中勝負と思ったし車の混雑も避けたかったので早朝の散策路に立った。散策路は結構良いムードであったが、こと紅葉と言う点で見るとやはり赤が少ない、くすんだ色合いだった。「こりゃあ、小天狗岳もあまり期待できないなあ〜」

散策路にて1
定山渓散策路にて
散策路にて2

定山渓ダム下園地のゲートは9時開門だが、この時期は少し早く開くだろうと予想して8時半過ぎに行ってみると予想通りゲートは開いていた。駐車場で装備を整えてすぐに登山口へ向かった。上空は青空である、「これなら午前中は大丈夫だろう」私達はちょっと安心しながら入山ポストに届けを済ませた。すぐ横に比較的新しい案内板があった。

「800段の階段がある登山道、、、登山道の大部分が階段で勾配もきついのでかなりハード」と書いてある。確かにこの山は標高差約450mほどしか無いが、急斜面の階段を一気に登り詰めると言った印象である。ただ距離的には短いのでゆっくりと休みながら登って行くと、意外と辛さも忘れるものである。

木々に囲まれたしっとりとした登山道をスタートして、間もなく小さな沢を渡り、大きくジグを切って道道小樽定山渓線の橋の下をくぐって高度を上げて行く。

登山口
登山口

案内標識
案内板

スタート

大きくジグを切って

登山道も段々急になってきて〜いつしか階段登りとなり〜〜〜それは急斜面を一気に高度を上げて進んで行く。「階段の数を数えるのは大変だったろうな〜」などと思いながら標高570m付近の岩塔の下の平坦な尾根に乗る。「ここで休憩だねっ」ザックをおろして水分補給だ。「やっぱり赤が少ないわね〜」そんなおばさんの言葉に頷きながら周囲を見回した。

岩塔に向かって急な階段を登って行く、登りきると一旦傾斜が緩んで周囲が黄葉に包まれた、「黄色よね〜〜〜今年は・・・」おばさんは言う。

階段登り1
階段登りが始まる

階段登り2
岩塔に向かっての登り

黄葉

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