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タデ
ミヤマタニタデ

リンネソウ
リンネソウ

ウサギギク
エゾウサギギク

イワブクロ
イワブクロ

タネツケ
ミヤマタネツケバナ

シャクジョウソウ
シャクジョウソウ

私が広がる展望をカメラにおさめている間に、おばさんは周囲を散策〜「ウメバチソウが咲いてるよっ」とうれしそうに言う。以前に咲いていた場所を覚えていたようだ、ちょうど「旬」のウメバチソウが輝いていた。
十石峠からの展望は、ユニ石狩岳からの見下ろすような感覚のそれとは違うものの、峠にあがっていきなり飛び込んで来る光景はインパクトが強い。そんな瞬間が好きな私達は必ずこの峠に登ってからユニ石狩岳に向かうことにしていた。「こう見るとやっぱり、、、音更山は遠いねぇ」ミネラルドリンクを飲み干しながら私は呟いた。

薄い雲が流れているもののまだ天候の急変は無いようだ、「行くんでしょう?」おばさんの問いかけに頷きながらザックを背負った。十石峠から一旦コルに向かって下って行く。コル手前から見上げるユニ石狩岳の登山道は、急な尾根に沿ってほぼ直線的にとてつもない高度差で伸びているように見える。実際にはコルから山頂部までは標高約200m強の登りだ。

帰路この付近で出会ったご夫婦からも「あと何時間くらいかかるのでしょう?」と疲れ切った表情で聞かれた。「ゆっくり登っても1時間くらいで登れると思います」。この日の私達は十石峠から写真を撮りながらゆったりペースでユニ石狩岳山頂まで45分だった

ウメバチソウ
ウメバチソウ

ユニ石狩岳
十石峠からユニ石狩岳へ向かう

見上げる登山道
見上げる登山道

そうは言うもののこの急な尾根の登りは結構堪える。低いハイマツ帯を俯き加減に登って行く、、、ふと見上げると青空に薄い雲が、まるで粗い絵筆でなぐり書きしたように広がっていた。遠く雲の下に表大雪の山々を見ながら、足元に咲くコマクサやエゾツツジにカメラを向けながらゆっくりゆっくり登って行く。

巻層雲

登り

エゾツツジ
エゾツツジ

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