十勝連峰の富良野岳に登って以来〜3週間ぶりの「山」だった。金曜日の夜に出発〜層雲峡温泉の駐車場で朝を迎えた。 翌2009年8月1日、天気予報から午前中勝負とみて一路ユニ石狩岳の登山口に向かった。ゲートの鍵を開けて(事前に鍵ナンバーの確認が必要)林道を進んで行く。予想外の青空に気持ちが高ぶっていた。 登山口の駐車スペースには3台の車が止まっていた。日帰りですでに出発した人達や石狩岳方面へと縦走している人達だろう。入山届を見て見覚えのある名前を見つけた。「日帰りだとすれば何処かですれ違うよね」楽しみがひとつ増えた。 午前7時40分登山口をスタート。2か所の丸木橋を慎重に渡る。「わぁ〜〜〜フキの海よっ」登山道を覆うフキにおばさんが声をあげた。早くも周囲の花々を楽しみながら樹林帯へと入って行く、、、朝の日差しをうけてちょっとだけだが所々で白いガスがたちこめる。そんな情景が苔むした登山道に溶け込んで、一段と静けさと落着きを感じながら進んで行く。 「チッ!!」鳴兎園が近づくにつれてナキウサギの声があたりにこだまする。そのたびに立ち止まり周囲を見回すのだが、その姿は目に入らない。「望遠レンズ」をセットしたカメラをぶら下げたおばさん、レンズを交換して花の撮影に切り替えた。やがて視界が開けて岩なだれ跡に出る。 |
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![]() 苔むした登山道 |
![]() 岩なだれ跡 |
登山口をスタートしてからすぐにイチヤクソウ〜そして特に目についたのが地味な存在ではあるがミヤマチドリだった、ラン科の花である。川添いにはヤマガラシの黄色とハクセンナズナが咲いていた、ザックを下ろして流れる水音を聞きながらミネラル飲料を飲む。咲き誇るヨツバシオガマにカメラを向ける。 一部にまだ残っていた雪渓、その間を通って流れている水はことのほか冷たい。手を入れるとすぐにしびれて来る。持ってきたペットボトルを水の中に横たえ付近を撮影して戻ってくると、もう冷たいドリンクになっていた。 |
![]() ミヤマチドリ |
![]() ヨツバシオガマ |
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岩なだれ跡を越えるとブヨ沢出合い、そして傾斜が段々と急になりハイマツ帯の間を抜けるようにして登って行く。白い雲が流れているものの青空もいっぱいだ、「これなら午前中は大丈夫そうだな」私はそう思いながら前を進むおばさんに視線を向けた。前方から一人の男性が下りて来る「きっとそうだな!」、おばさんが立ち止まり何やら話しをしている、私もすぐに追いついた。 「こんには〜〜〜初めまして」「ここで会えるとは・・・ビックリしました」ネットで知りあったnagaiさんだ。氏のページのタイトルは「熟年者の登山」で登山に関する情報が満載である。ネットでは時々やりとりしていたがお会いするのは初めてである。最近は私達よりも凄いペースで、そして厳しい山にも挑戦されている。ハイマツに囲まれながら言葉を交わす。山の話し、カメラの話し、もちろん話題は尽きないが〜「それでは〜」「また何処かで〜」と別れを告げる。 青空がぐんと迫って来て一気に登りつめると十石峠(1576m)に飛びだす、10時20分。視界の先には大展望が広がる、ニペソツ山、クマネシリ山塊、糠平湖周辺の山々、もちろん音更山から石狩岳が迫る。ザックを下ろして大休止、ファインダーを覗きながらこの日の天気に感謝する。 |
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![]() 前方からnagaiさんが来る |
![]() もうすぐ十石峠 |
![]() 手前に通称「軍艦山(1181m)」、奥に糠平湖周辺の山々 |
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