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豊似岳には過去4回登っていた。今年もえりも山岳会に同行させていただいた。2008年4月20日、えりも町に集合する〜おなじみのkusaさん、そして一年ぶりにお会いする方々に挨拶をして8時35分、登山口を出発した。えりも町内はガスに包まれていたがここまで来るとスッキリと青空が広がっていた。果たして大展望を手にすることが出来るのだろうか〜登山口から見上げる稜線への尾根は上部に少し白いものが見られるだけだ、ここも例外では無く雪が少なかったのだろう。

作業道跡?はすぐに消え去って尾根に向かって登って行く。足元に小さなスミレが数株目についた。「やっぱり早いなぁ」私はカメラを向けながら今年の花々の開花予想に戸惑いを感じていた。木々の間を淡々と登って行く、標高500m付近で尾根が平坦になると視界が開けて、前方には目指す稜線方面が見えて来る。

登り

登り2

510m付近
標高510m付近で視界が開け、前方には稜線が見えて来る

標高653m地点への登りは急な広い斜面となる、真っ直ぐに登る人〜ジグザグと登る人・・・背後には百人浜とガスに包まれたえりも岬が見えていた。「帰りにはきっと晴れているだろう〜」何度もここからの展望を手にしているから、一応余裕で?写真撮影は無し〜俯き加減に登って行く。
ここを登りきると一旦平坦になるものの、高度が上がるにつれて傾斜は急になって来る。尾根上の西側の斜面を登山道(踏み跡程度)はジグを切るように高度を上げて行く。例年ならとっくに尾根上の残雪の上を歩いているのだが、さすがに雪は少なく稜線直下まではほぼ登山道通りに登っていった。登山口から2時間ほどで残雪の上に飛び出し〜そのまま登りきって稜線へ〜〜〜

急登
標高653m地点への急な登り

尾根の西側を
尾根の西側斜面をジグザグと登って行く

稜線へ
稜線へ飛び出す

昨年登った時には確認出来なかった廃屋、その時にはてっきり撤去されたのだろうと思っていたのだがどうやら雪に埋もれていた事になる。廃屋の屋根の周辺で休憩した。さすがに稜線に出ると風が強い、「雪が少ないねぇ」「風が強いし雪庇の上を歩く時には注意しないと・・・」「雪が少ないからハイマツ漕ぎになるんじゃないかい」〜〜〜
確かに雪は例年より圧倒的に少なかった、それは稜線歩きが始まった時にすぐに知ることになる。いつもなら雪庇の上を歩いて行くのだが、、、稜線上の南側を木々を交わしながら進んで行くことになった。風が遮られる利点はあるものの、なかなか歩きづらい。

廃屋
廃屋

稜線1
木々をかわしながら稜線を行く
稜線2

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