title

十勝岳の新得コース、3年前に登っていたが展望スッキリではなかったし、紅葉ももうひとつだった。「今年は登るのかしら?」、5連休の日程では武華山は決まっていたが、もうひとつ登りたいと思っていた。早速3年前に案内していただいたyamazさんにメールしてみた、「登りますよ〜何日にしましょうか」「それじゃ、、、」と天気予報を見ながら連休最終日に登ることにした。

2009年9月23日(なんと3年前と同じ日)、私達は十勝岳新得コースの登山口に立った。今回のメンバーはyamazさん、akamさん、そして私達の4名である。上空は抜けるような青空だった、7時30分スタート。
すぐに樹林帯に入る、大変良く整備された登山道が続く。入山届けにも登山道整備に関するお礼のメッセージが書かれていた。「同感です」とのメッセージもあった。実際このコースを歩いてみて森林限界までは本当に歩きやすい。ただ〜登る人が少ないは、コースの長さ(約8km)とハイマツ帯を抜けた広大な火山灰の斜面がそうさせるのか〜確かに視界不良時には近づき難いものがある。

ハイマツ帯の中を進んで行くと一時視界が開ける地点がある。「ここで休憩しましょう」yamazさんの言葉にザックを下ろしてカメラを構える。トムラウシ山からニペソツ山まで「わぁ〜〜〜こりゃあ凄いね」、前方にはこれから登る十勝岳方面がスッキリと見える。「期待できるようですね〜今年は」私の言葉にyamazさんは黙って頷く。

大展望
    左からトムラウシ山、石狩連峰、ニペソツ山

十勝岳方面
     十勝岳方面

トムラ
トムラウシ山をズーム

やがて沢音に導かれるように沢へと下りて行く、飛び石伝いに渡渉して対岸に渡り〜気になっていたポイントに出た。「どうなんだろう〜紅葉は」しかし今回も上部が少し色づいているだけだった。「まだ全く始まっていませんね〜」yamazさんも残念そうに言う。それでもこのポイントはやはり美しい〜ジックリとカメラを向ける。

上ホロカ川に出ると上部に一条の滝が見えて来る。なんとなく秋彩を感じながら進んで行く。

沢に沿って
沢に沿って進む

ビューポイント

上ホロカ川
上ホロカ川へ

沢から尾根に取り付く地点まで来ると、その彩は一段と鮮やかさを増してきた。「綺麗ねぇ〜〜〜」そんな言葉を何度もつぶやきながら尾根に向かって登り始める。視界が広がり始め下ホロカメットク山から境山が見えてきて・・・その手前の斜面には見事な紅葉が展開していた。「まだよ、もう少し上に・・・」「さぁ〜〜ここからですよ、ポイントです」そんなakamさんの声に「わぁ〜〜〜」と歓声をあげながらシャッターを押す。もちろん振り返れば大展望が広がっていたのだが〜

尾根取り付き手前
尾根取付き付近

紅葉斜面
    

下ホロ&境
下ホロカメットク山(左)と境山

登山ものがたりへ 次のページ HOME