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登山口
登山口

2008年2月2日(土)、私達の車は国道230号線を定山渓に向けて走っていた。最後まで迷っていた、、、どっちにすべきか〜〜〜めまぐるしく変わる天気予報を見ながら家を出る直前にも決められず、結局2つの山に絞って地図を持参した。道路情報館付近からは山頂付近はちょっと霞んでいるものの札幌岳が見えていた。一方定山渓天狗岳はいつものように?その真っ白なピークをのぞかせている。
「どうしよう・・・」「どっちにするの?」、車は定山渓温泉手前の信号にさしかかる・・・右へ行くと国際スキー場方面、真っ直ぐ進むとそのまま定山渓温泉市街を抜けるのだが。ハンドルを切る手が動かない、、、そのまままっすぐに進んだ「決めた、札幌岳」

冬の札幌岳には3年前に私は登っていたがおばさんはまだ未踏であった。登山口付近は除雪されていて数台の駐車スペースがあった。早速装備をチェックしてスタートである、午前8時ちょうど。前日のものなのかしっかりとしたトレースが残っていた。ほっとしながら夏道登山道に沿って進んで行くのだが、、、予想していたよりもはるかに雪が少ない。最初の渡渉地点もまだ沢がパックリと口をあけていた、林道と交差してからもそんな状況が続いた。右に左にと避けながら進んで行く。帰路の滑りにはかなり注意が必要である。

ほいじゃ、行こう・・・

林道交差地点
林道交差地点から

パックリ
あちこちで沢がパックリと口を開けていた

時折日差しが差し込んで来ると、周囲の様相は一変して輝く、、、「わぁ〜〜〜綺麗ぃ」おばさんが叫びながら進んで行く。やがて前方には冷水小屋が見えてきた。「う〜〜ん、このあたりには・・・花が咲いていたなぁ」私は夏山シーズンに確認していた花を思い出しながらおばさんの後に続いた。
9時40分、冷水小屋に到着である。ザックを下ろして大休止だ、冷たいスポーツドリンクが喉にしみる〜〜〜ここまでは多少アップダウンはあるものの、沢沿いのコースを辿るだけなので、あまり登ると言う印象は無い。まだ小屋番さんは来ていないようだった。「これから来るかしらね」「確か週末には入る筈だよ」

きらめく

見えたぞい
小屋が見えてきてほっとする

小屋
冷水小屋前で休憩

「さあ、いよいよこれからだよ」「いよいよ難所なのね」、ここから夏道コースと離れて小屋の右側の沢に入って行く。狭い沢は進むにつれて両側からの急斜面に圧迫されるような印象を受ける。もちろん雪崩にも十分な注意が必要な箇所でもある。そしていよいよ沢が狭まるとこのルートで一番の難所となる。夏には小さな滝になっているらしいが、まだ雪が少ないために岩が顔を出していた。狭いので迂回出来ないから、慎重にエッジをきかせながらカニ歩きで登って行く。「気をつけろ〜〜〜」そう叫びながらも私は結構冷静にカメラを向けていたりした。

いよいよ難所に向かって
小屋の右側の急な沢に入って行く

狭まる沢
どんどん狭まる沢を進む

カニ歩きで
カニ歩きで難所を登る

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