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斜面を登りきると前方には広い雪原が広がる。三等三角点大原女(673.2m)の東側を北北東に進むイメージだろうか。見通しのきく場合には前方に見える尾根に向かって真っ直ぐに進んで行けば良いが、視界がきかない時には目印が無いだけに様相は一変してしまうだろう。

うっすらと青空を感じて奥に小喜茂別岳が見えていた。「これから晴れて来るかもよっ」そんな根拠の無い言葉もでる。「このルートはどうも遠望には恵まれないんだよね」私は早々と遠望あきらめ宣言?をしていた。

大原女
三等三角点:大原女付近を行く

小喜茂別岳を見ながら
前方左が山頂部

真っ白な緩斜面が前方に近づいて来る。「かわりますよぅ〜〜〜」「お願いしま〜〜す」ラッセルを交代、帰路の滑りに期待しながらkoyaさんが先頭で登って行く。

ちょっと下の固い雪面は気になるものの雪質は上々だった、私はちょっと離れて写真を撮りながら満足そうに微笑んだ。風が無い分寒さはほとんど無い、シャッターを押してカメラをウェストバックに入れて、、、私も続いて登って行く。「手袋を・・・あれっ・・・無いよっ」振り返ると写真を撮った地点に〜〜〜あらら、せっかく登ったのに又滑り降りて行く私だった。

緩斜面を見て

緩斜面の登り
真っ白な緩斜面を登って行く

「この方向ですかね」「そうですね、左斜面を意識しながら進んで行けばOKです」。樹林帯の尾根歩きに入る。山頂までは概ねゆるやかな登りである。やがて見覚えのある細い白樺の木の中を通り抜けて行く。

途中でkoyaさんと交代して私も先頭ラッセル、小さな登りを見ると山頂部は近い。すぐに振り返っておばさんに先頭を譲る?「もうすぐよね」「うん、ここを登りきったら少し先が山頂だよ」

樹林帯へ

細い白樺林
細い白樺林
 
もうちっと先だよっ

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