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=喜茂別川ルート=

2007年の年末は暖気と雨模様の天気も重なり、久々にゆったりとした年越しとなった。「2日には何とかなりそうですね」やっと雪の予報が出てほっとしながらkoyaさんと今年の登り始めを決めた、「小喜茂別岳」である。「喜茂別川ルートで行きましょうよ」私はkoyaさんに提案した、「良いですね、そのルートは行った事ないし〜」。私達は2シーズン連続でこのルートを歩いていた。2回とも展望には恵まれなかったものの、上質の雪を堪能していた。

小喜茂別岳には681m標高点付近を通過する南西尾根を登るのが一般的だが、私達が今回目指すルートは喜茂別川沿いの林道から尾根に取り付き三等三角点大原女(673.2m)付近を通過して尾根沿いに山頂を目指すものである。登る人は少ないようだが、私達のお気に入りルートだった。

2008年1月2日、230号線の道路拡幅工事もお正月休みである。以前と変わらぬ位置に駐車スペースも確保できた。これからまた工事が始まると駐車は難しくなると思われるので注意が必要だ。それに工事が終わったあとはこの周辺はどんなふうになってしまうのか・・・山スキーとして人気のあるところだけに〜その後の状況が気になるところだ。

午前9時3分、装備を整えて出発〜まずは国道沿いに400mほど中山峠方向へと進む。熊見橋の手前から左手の林道に入って行く。前夜降り積もった雪は10センチほど〜心地よいラッセルが続く。

駐車地点
国道脇の駐車スペース

林道です
林道を行く

大きな沢地形を二つ過ぎた地点から尾根に取り付く。「ここからよね」おばさんはもうしっかりとルートを把握していた。結局今回の山行では4分の3程度はおばさんのラッセルで進むことになった。「少し大きくジグを切って・・・」私の言葉を聞いているのかいないのか〜〜〜おばさんは急斜面を登って行く。昨年末の暖気と雨模様で固まった雪面の上に10センチ前後の新雪が積もっていた。ちょっと滑るものの比較的歩き易い。からまつ林の間をジグザグと登って行く。このコース全体で一番つらいところである。

尾根とりつき
尾根とりつき地点

結構急だよっ

カラマツ林を抜けてスッキリと開けた斜面に出る、「ピッタリだね」おばさんはそんな言葉に頷きながら白い斜面にトレースを描きながら登って行く。「ここも結構良いでしょう〜〜」「良い斜面ですねぇ」koyaさんが中山峠周辺の山々を背景に登って来る。

ところでこの日の天気は・・・時々青空と日差しが顔を出し〜〜〜風は無く小雪がちらほら・・・遠望はきかないものの新春にふさわしい?おだやかさだった。この斜面を登りきると真っ白い雪原が待っている。

のりちん


背後に中山峠周辺の山々

のりちんをズーム

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