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今週もほとんど雪が積もらなかった、おまけに暖気が来て〜結局金曜日の帰宅後に急遽予定変更となった。2009年1月31日、道央自動車道の深川ICを下りて休業している沖里河温泉へ向かった。除雪最終地点は採石場である、事務所にお願いして駐車させていただいた。音江山には3年前の1月15日に登り素晴らしい展望をゲットしていたが〜今日は薄日の感じる高曇りである。「今年は展望などと贅沢を言ってはいられない、ある程度の雪質と滑りを楽しめればそれで十分」、などと控えめな気持ちでもあった。

午前7時50分、まずは温泉に向かって除雪されていない道路を歩いて行く。約1.4kmほどなので全く苦にはならないし、帰路でも登り返しが無い。30分弱で音江連山登山コース入口の標識を見る。ここから林間に入り沢地形を528mと380mピークのコルを目指して登って行く。前日以前のものだろうか〜ありがたいことにスキーのトレースが続いている。

スタート

入口
登山コース入口の標識を見て

コルへの登り
コルへの登り

コルからはオキリカップ川支流川沿いの林道へ向かって南下して行くのだが、帰路の事を考えるとここが一番のポイントとなる。つまり出来るだけ高度を保ちながら水平に進むのだ、私達を誘導してくれたトレースは見事だった〜実際帰路にはほとんど苦労することなくコルまで戻ることが出来たのだから〜
林道に出たあとは〜スノーブリッジの状態の確認だ、すぐに渡っているトレースもあったが〜私達は3年前の箇所を狙った、なんとか渡りきって〜先行しているトレースを追ってそのまま沢添いを辿った。少し進むとより強固なスノーブリッジを発見「帰りはこれだね〜」そう言いながらトレースと別れ、尾根に取りついた。

水平に〜

スノーブリッジ
スノーブリッジの状態は〜

尾根取りつき
尾根取りつき

3年前よりももっと東側の斜面を登ることにした、コルから林道へ向かっている時に疎林の白い斜面があちこちに見えていたからである。おばさんが先頭でラッセルして行く〜「方向はあれだね、帰りの滑りを考えて〜ある程度トレースをつけておくイメージで良いよ」おばさんはそんな私の言葉に頷きながら〜開けた〜そして自分なりに滑りが楽しめそうな斜面を狙って〜大きくジグを切りながら登って行く。
さて、この日の天気について少し触れておこう。札幌からの高速自動車道は横風が9mもあった〜「風が強いかもしれないね」。しかし深川が近づくにつれて風は弱くなり、登り始めるころには全く風など感じることもなく、薄日をうけながらのおだやかな山行になったのである。

話しを尾根への登りに戻そう。「わぁ〜〜〜」おばさんが叫ぶ、背後に樺戸や増毛の山々が見え出した。もちろんクッキリでは無いのだが〜前述したように今年はそんな贅沢など望んではいけない???高度が上がるにつれて斜面の傾斜が増して来た、「ラッセル交代するよ」私はそう言いながらグイグイと登って行く。

登り1

登り2

登り3

スノーブリッジを渡ってから約45分、標高660m付近の尾根に飛び出した。さすがに尾根に上がると少し風が吹いてくる、「ちょっと休もうか」風をさけながら大きな木の横でザックを下ろす、ミネラル飲料を飲みほす。もう山頂まではきつい登りは無い、距離にしても500mほどである。「あと30分くらい?」「いや、そんなにかからないと思うよ」

細いダケカンバの木々の間をぬうようにして登って行く。少し埋まる感じの足元にうっすらと新雪が積もった状態である、帰路の滑りは苦労しそうだが〜斜度が緩いのでなんとかなりそうだ。

尾根へ〜
尾根へ飛び出す

木々の間を〜

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