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週末が近づくにつれて〜天気予報とにらめっこである。積雪状況を確認しながら次の山は奥手稲山と決めていた。この山には奥手稲山の家とのセットでも登っていたが、ピストンは2004年12月以来である。
土曜日にしようか、日曜日にしようか、、、最後は今回ご一緒するmarikkaさんの都合に合わせることにした。2009年1月18日午前8時、春香小屋の前に集合!8時10分、奥手稲山に向かってスタートである。久々にmarikkaさんの愛犬ジェイくんとも一緒だ。「ジェイ〜〜〜久しぶりだね!!!」私達の声にうれしそうに尻尾を振るジェイ。

天気予報では午前中勝負の曇り時々晴れ、しかし山での天気はそう簡単には行かない。前週のようにあっと言う間に吹雪と言うことだってある。あまり期待はしていなかったのだが、上空からは日差しが降り注いでいた。前日奥手稲山の家に向かった人達のトレースが続いている、つまりラッセル無しの山行である。

9時20分、林道が尾根へと分岐している付近から急斜面を登り始める。当初はその少し手前から取りつく予定であったが、先行トレースの魅力には勝てない。沢地形に沿った形でmarikkaさん、ジェイ、おばさんの順で登って行く。この斜面の登りがこのルートの一番の難所?であろう。

林道を行く

尾根取りつき
尾根取りつき

尾根へ向かって

急な登りも15分ほどで尾根へ飛び出す。「下りはこの沢はちょっとね、あっちのコースへ回った方が良いよね」沢を挟んだ斜面を指差しながらmarikkaさんと相談して、近くの木の枝に目印のテープを結びつけた。
尾根へ上がると、もう山頂までは急な斜面は無い。しいて言えば山頂直下の一部分だけである。風はほとんど無い、淡い青空と日差しが降りそそぐ中を、おばさんが行き、marikkaさん、そしてジェイが続く。ジェイはご主人のmarikkaさんの前に出ることは無い、従順に後ろに続くのだが、、、時々そのスキーのテールを踏みつける。「ジェイ〜〜〜」あきれたようにmarikkaさんが呟く。

木々の間からではあるが、背後には朝里岳方面が見え始めた。「う〜〜〜ん、今日だったら視界良好だろうね〜」おばさんがちょっと悔しそうに呟く。「でもクッキリでは無いと思うよ、、、風も強いかもしれないし」などと言うものの、登る山々の天気は巡り合わせとしか言いようが無い。

尾根を行く

朝里岳を背に
朝里岳方面を背に登るおっさん(写真提供:marikkaさん)

国際スキー場
札幌国際スキー場と朝里岳

「こっちからの方が見えるよ」「あれは、、、何??春香山かな?」クッキリと視界が開けるわけでは無いが、木々の間から見える山々に目を凝らす。雪化粧した周囲の木々も高度が上がるにつれて美しく輝く。ちょっと立ち止まり〜ふっと見渡し〜ほどなく又登り始める。
傾斜が少し増して来ると山頂はもう近い。それほど辛い登りでは無いし、先行しているトレースは木々の間をぬってジグザグと進んで行くから〜それほど汗ばむことも無い。

輝き

直下の登り
山頂直下の登り

輝き2

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