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昨年も同時期に歩いたピリベツ岳、その時には天候不良〜少し積もった雪の山歩きとなり、セットで登る予定をしていた西クマネシリ岳を中止した。今年もご一緒していただけるとのyamazさんのお言葉に甘えて〜2年連続での山行になった。2008年10月19日午前7時30分、今年はkoyaさんも一緒の5名でのスタートである。

さて、問題の天気なのだが、、、昨年のような雪の心配は無く〜上空は時々日差しを感じるような雲に覆われていた。「晴れて来るのかしらね・・・」「うん、段々良くなるんじゃない〜」そんな期待をこめながら三の沢川に沿った荒れた作業道跡を進んで行く。やがて今は廃屋となった旧営林署の小屋の脇を通り抜け1040m土場に辿り着く、7時55分。ここからはなだらかな登りの作業道跡を進む、時折聞こえる野鳥の声に思わず周囲を見回して・・・

川添いに

小屋跡
廃屋となっている旧営林署の小屋

作業道跡を

作業道跡の傾斜が増してきて大きくジグを切って進むと、前方に目指す西クマネシリ岳を見て〜ほどなく登山歩道の入口となる。ここまで登山口からちょうど1時間であった。ここからは尾根に向かって急な登りが続く、私は久々に先頭で登った〜自分のペースを確かめながらゆっくりと〜〜〜
今年の私達の主だった山行を振り返ると、例年の豊似岳に始まり・・・6月末のペンケヌーシ岳の沢登り、7月に入って赤岳〜白雲岳の花めぐり、、、7月下旬には2週連続で日帰りの長いところを〜オプタテシケ山と小化雲岳を楽しみ、、、8月末の十勝岳温泉から十勝岳へ、、、こんなところがメインであった。今年は「花めぐり」に力を入れたのでスケジュールがとれなかったせいもあるが〜山中泊は無かった。来年もう一度〜と候補をあげておくとすれば、ペンケヌーシ岳と沼ノ原山だろうか。

尾根に出てからはいつも通りおばさんを先頭に進んで行く。夏道を進むのだからと、山添さん達は後ろからゆっくりと登って来る。

登山歩道前
前方に西クマネシリ岳が見えて

尾根1

尾根2

9時20分、稜線に飛び出す〜ピリベツ岳との分岐だ。一気に風が強くなり周囲にはガスが立ち込めた。分岐の少し先で風を避けながら休憩した。人の声が聞こえてきた、、、間もなく3名の方たちが登って来た、「ピリベツ岳、良かったですよ!」それにしても早い、ピリベツ岳に登ってもうここまで来ているのだから・・・

目の前に山頂直下の岩場が迫る、いよいよである。西クマネシリ岳には5年前の6月下旬に登っていた、素晴らしい天気に恵まれ〜その広がる展望に絶句したものである。その時の模様はこちらから〜
そしてその展望もさることながら、岩場の危険個所もしっかりと記憶にあった。「交代しよう」私はおばさんに声をかけて先頭にたった。岩場を登って行く、、、ほどなくその危険個所に辿り着く、左側はすっぱりと切れ落ちている、1mほどの岩の切れ目を跨いで行く。第一歩!これを慎重に踏み出せば問題は無いのだが、、、全員慎重に通過する。
そしてここからは急な岩場となり、特に注意しなければならないのは落石だ。実際に浮いた大きな岩があった、触るとグラグラと動く、「注意して!!!」そう言いながら登って行く。ハイマツをかき分けるようにして前衛峰に飛び出す、、、青空を感じていた。

岩場
山頂直下の岩場が迫る

怖い
危険個所


急な岩場の登り(落石注意!!!)

前衛峰へ〜

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