title 

10月の3連休、今年も帯広のyamazさんをお誘いしてkoyaさんと一緒にニセコ周辺の紅葉を楽しむ計画をたてた。しかし今年の傾向と言ってしまえばそれまでだが、連休の天気予報は優れなかった。「どうしましょうか」ぎりぎりまで待って〜「最悪懇親会だけでも」koyaさんが今年も借りてくれた別荘へ集合することにした。
「明日は朝のうち晴れそうよ」おばさんが出発前夜の予報を見て言う。しかし今さら「早く来て!」と言うわけにもいかないし、第一その予報の確率が甚だ疑問だし、せっかく早く来ても雨だったら最悪である。とりあえず初日の暗くなる前に別荘集合は予定通りにして、私達は早朝の札幌を出発した。

2009年10月10日、私達は鏡沼のほとりに立った。ニセコ周辺の紅葉はもう終わりでは・・・と言う情報があったものの〜ここは期待通りの美しさであった。ただやはり山の上部の紅葉はもうすっかりくすんでいた。「これじゃあ〜紅葉散歩・・・沼巡りしか期待出来ないかもしれないね!」そんな話しをしながら倶知安町で買い物をしていると、yamazさんから連絡が入った。美笛峠付近を走っているようだ〜「あまり天気が良いんで、今日のうちにどこかへ」「そうですね、koyaさんにも連絡してみます」、koyaさんも既に出発していた。結局この日のうちに羊蹄山比羅夫コースの登山口の手前にある「半月湖」へ行くことにした。少人数だからこそできる臨機応変の計画は便利である。

静かな半月湖、湖畔まで降り立った〜〜〜「まだですね〜〜〜」「次週あたりが良いかも・・・」、その後別荘へ行き久々の集結を祝しながら晩餐を楽しみ〜翌日はゆったりペースで当初予定の「コックリ湖」へ向かった。
ここの紅葉もまだ始まったばかりと言った印象だった。コックリ湖までの登山道は大変良く整備されているが、途中3か所の渡渉があるのと(靴を少し濡らす程度)、道が沢側に傾斜しているため積もった落ち葉が濡れている時などは滑りやすく注意が必要だ。標高差は300m弱ではあるが結構アップダウンもありハイキングモードでは難しいだろう。運が良ければ狸寝入りにも遭遇出来るかも?(登山道の中央で毛並みの良い狸が横たわっていました〜帰路では消え去っていました・・・・・・・)。駐車スペースから登り1時間半、下り1時間ほどである。

鏡沼
鏡沼

半月湖
半月湖

コックリ湖
コックリ湖

2009年10月12日、3連休の最終日である。koyaさんは所用があって先に札幌への帰路についた。私達はyamazさんと3名で白樺山からシャクナゲ岳へ向かうことにした。途中で今回の下り口である神仙沼駐車場に車を1台デポしてから新見峠の駐車場へ〜「もう結構止まっていますね」「目国内岳方面へ行く人もいますからね」。午前7時45分、駐車地点からちょっと新見温泉側へ下った登山口をスタートした。

背の高い笹の刈り分け道を進み30分ほどで視界の広がる稜線に飛び出す。振り返ると目国内岳方面、そして眼下には岩内市街と日本海、積丹半島と広がる展望は圧巻だ。

登山口
登山口

登り

視界が開けて

目国内岳
手前に前目国内岳、奥に目国内岳 右奥に岩内岳が

岩内市街
眼下に岩内市街

登りはじめには雲に隠れていた日差しも段々と感じるようになってきたが、紅葉も終わった晩秋の山には派手さは全く無い。いくぶん逆光もくわわって〜これから目指すシャクナゲ岳は黒々とした表情で聳えていた。遠く昆布岳、そしてはるか彼方には駒ケ岳も見えていた。

稜線歩き

シャクナゲ岳
シャクナゲ岳

昆布岳
左に昆布岳、右奥に微かに駒ケ岳が見える

登山ものがたりへ 次のページ HOME