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コルからは見上げる高さの山頂を目指して登って行く。見上げる青空がとても心地よい、、、のだが、、、見上げる斜面はグングンと目の前に迫って来る。ペースが一気に遅くなる、ここは決して急いではいけない〜むしろ周囲の展望を楽しみながらゆっくり足元を確認しながら登れば良いのだが〜それにしてもキツイ登りなのだ。

コルから
コルから急斜面に向かって行く

急斜面

草付きの斜面の縁に沿って登って行くと、地肌むき出しの斜面に補助ロープがあり、それは使わなくても登れそうだが、念のためちょっとつかまりながら一歩一歩慎重に登って行く。もちろん小さな落石にも注意が必要だ。振り返るとyamazさんが少し離れて慎重に登って来る。稜線上に刻まれた登山道が小さなうねりになって続いている。

登る

振り返る

急斜面を登りきった、「あっ、あそこに林道がありますね」yamazさんが指差した方向にはくっきりと林道が見える。なるほど山頂部の直下である、、、「あそこまで来れたらすぐに登れそうですけど」そんな話しをしながら登って行く。結局帰宅してからガイドブックを見てわかったのだが、以前はその林道からの登山道があったらしいがもう廃道になっているようだ。

先行するおばさんとakamさんの声が聞こえてきた、、、「えっ、もう山頂だっけ」「そう、山頂よ」〜直下からの登りは急斜面ではあるがそう長くは無い。9時20分黒松内岳の山頂に立った。ちょっと霞んでいたが遮るもののない遠望が広がった。「駒ケ岳が見えてるよ」思わずズームでとらえてみる。長万部岳はすぐ隣に見えるし、一番クッキリと見えたのは褐色に色づいた大平山だった。「あそこに登ったんですよね〜〜〜あっち側からかな・・・」。眼下には日本海と風力発電施設が見えていた。「あのあたりを走ったんですよね」今年の夏に一緒に登った山行を思い浮かべながら話しが弾む。

山頂にて
山頂にて

駒ケ岳
遠く駒ケ岳が霞む(ズーム撮影)

大平山
大平山

日本海
日本海方面をズーム(風力発電施設が見える)

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