title

登って来た人たちは山頂に長居はしない。写真を撮ったりちょっとおしゃべりをしたり、軽食を口にして間もなく下って行く。どちらかと言うと私達が山頂直下に滞在した25分間が一番長かったかもしれない。
山頂からは定山渓天狗岳を中心に左に雪化粧した余市岳、右に白井岳が見える。山頂周辺からの展望はやはりさっぽろ湖を眼下にした烏帽子岳と神威岳だろう。紅葉の時期には一段と輝いて美しい。札幌近郊で短時間で登れて紅葉を楽しめる山としてはオススメである。

烏帽子&神威岳
烏帽子岳と神威岳

さっぽろ湖
さっぽろ湖

定山渓天狗岳
定山渓天狗岳

11時55分、私達も下山を開始した。天気予報通りいつしか上空は薄い曇り空に変わっていた。この日は全般的にそうであったが、札幌岳方面や無意根山方面の遠望は霞んでいた。札幌岳は山頂手前の尾根上からが良く見える。無意根山は少し高度が下がった地点の木々の間からその雪化粧した姿を望むことができた。

札幌岳方面
札幌岳方面

札幌岳
札幌岳をズーム

無意根山
無意根山をズーム

結局この日私達が出会った人たちは7名、あまり登っている人はいないと思っていたのだが〜。静かな登山道を下って行く、40分ほどで登山口に下り立つ。おばさんはちょっと離れたところに実をつけたツルウメモドキにカメラを向けていた、この時期にはお気に入りなのである。「来年は紅葉を見に来ようか・・・」ふとそんな気になった。

下山

ツルウメ
ツルウメモドキ

コースタイム(含休憩時間)
登山口 10:30  山頂 11:30-11:55  登山口 12:35 (登り:1時間  下り:40分)
     
2005年10月、紅葉の小天狗岳はこちら

登山ものがたりへ HOME