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ここのところ札幌周辺の週末の天気予報は良くなかった。「どちらかと言うと土曜日かなぁ」何とか晴れ間もありそうな予報に「小天狗岳はどうかしら・・・」。そう言えば今年の山行を振り返ってみると札幌近郊の山には登っていなかった。ここのところ雪は降っていないし、比較的暖かだし〜そうなると週末を自宅待機ではもったいない。毎週のように出かけている私達にとっては、結論を出すのに時間はかからなかった。

2008年11月15日午前10時過ぎ、定山渓ダムのゲート前に立った。11月からはゲートが閉じられダム下園地まで車は入れない。先行する人たちが既に準備をしていた。ゲート前から登山口までは舗装道路を経て約10分ほど、10時30分登山口を出発した。薄日が差していた、風もほとんど無い、小沢を渡って急斜面を大きくジグを切って登って行く。倒木を交わして登って行くとやがてこの山の名物?である階段登りが始まる。「そらっ、きたぞっ」私は身構えながら〜決して急ぐことなく登って行く。それでもすぐに汗ばんで来る。

園地へ向かう

登山口
登山口

登り

階段登り
階段登りが・・・

岩塔
岩塔の横を進む

登山道は大変良く整備されていた。以前は階段に打ちつけられた鉄杭が頭を出していて危険な状態だったのだが、それはほとんど無かった。「これなら大丈夫だね」私はほっとしながら見上げた。おばさんの前には岩塔が迫っていた。岩塔を回りこむとそのてっぺんに向かってトラロープが張られていた、踏み跡もある、どうやらこの岩塔に立つことが出来るようだ。もちろん高所恐怖症気味の私達は振り向きもせずに山頂へ向かったのだが・・・

登山道脇にはこの時期良く見るツルシキミだろうか・・・おばさんと二人でしゃがみこみながらの撮影だ。「あっ、フデリンドウよっ」おばさんが指さす。落ち葉の中で、発芽してひっそりと葉を広げる二年草、来年の春には可愛らしい花を咲かせるのだろう。

ツルシキミ
ツルシキミ

フデリンドウ
フデリンドウ(おばさん撮影)

明るい登山道は急斜面をジグを切りながらどんどん登って行く。見上げる視線の先に青空を感じるようになると右側がすっぱりと切れ落ちた尾根に飛び出す。眼下の展望を楽しみながら進んで山頂へ〜登山口から1時間ほどで登ることが出来る山である、11時30分。山頂で写真を撮っていると途中で追い抜いた人達も登ってきた。狭い山頂だから私達は交代するように直下で休憩した。

登り切り
急斜面を登り切り・・・

山頂へ
山頂へ

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