title

ヌプカ
右に東ヌプカウシヌプリ、中央に西ヌプカウシヌプリ

寒気が入り込んでいた、標高の高い山は雪化粧である。当初予定していたウペペサンケ山は中止、結局然別湖周辺の山に登ることにした。「東ヌプカにしようよ、、、それからオプションでナキウサギなんてどうだい」「そうね!」。私達はユニ石狩岳で出会ったナキウサギに味をしめてもう一度カメラにおさめようとしていた。
東ヌプカウシヌプリ、登山口の標高が約900mなので山頂までの標高差は約350m、登り1時間前後で楽しめる山である。西ヌプカウシヌプリや白雲山、天望山などとセットでの山行も良いが今回はナキウサギ狙いも含まれていたので、、、

2008年9月26日、鹿追町から然別湖方面に向かう、、、「くっきりよ!!」車を路肩に寄せて東西ヌプカウシヌプリをカメラにおさめた。午前7時20分登山口を出発、登山道はまっすぐに山へ向かっている、、、すぐに笹をかきわけながら進むことになり、間もなく朝の日差しが遮られた暗い樹林帯に入る。この山の登山開始時間としては早かったから、もちろん他に誰も登っている人はいない。やがて一面苔むした登山道に包まれると静けさが身に浸みこんで来るような感覚に陥る。

黙々と登って行く、、、大小の岩石をさばきながら急斜面を登って行く、、、やがて登山道が大きくジグを切って、、、徐々に傾斜が緩んで来ると頭上に明るさを感じるようになり、稜線が近いことを知る。

笹をかき分け
笹をかき分けながら

苔むして
苔むした登山道

石ゴロ

稜線へ
稜線に出ると

稜線へ出ると一気に日差しが降り注ぐ、、、細い白樺林に囲まれながら〜紅葉し始めたハナヒリノキなどの輝きに包まれながら歩くのは心地よい。稜線上からは然別湖を囲む山々が眼下に見える。東側に視線を向けると遠く阿寒の山々がクッキリと見えていた。
ウペペサンケ山は木々の間から覗きこむような感じで、すっかり雪化粧した山容を見せている。「あれじゃぁね〜無理だよね」納得したようにおばさんも頷く。西クマネソリ岳の山頂部もうっすらと白く光って見えていた。なだらかな稜線歩きは続く。

紅葉
ハナヒリノキの紅葉

阿寒の山
遠く阿寒の山々をズーム

白雲山
然別湖を囲む山々(白雲山、岩石山、天望山など)

クマネシリ山塊
クマネシリ山塊をズーム

ウペペ方面
ウペペサンケ山方面

登山ものがたりへ 次のページ HOME