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大雪山の花情報が聞こえて来る?時期になると、もういてもたってもいられずに、足は大雪山系を目指していた。「今年は何処から登ろうか・・・」「やっぱりチョウノスケソウ狙いだよね・・・」「ちょっと混み合うかもしれないけど、久々に銀泉台から〜」
2008年7月6日、前夜は大雪ダムの駐車場で車中泊した私達は5時30分過ぎには銀泉台に到着した。駐車場には本州方面からも含めて相当数の車が止まっていた。「やっぱりこのコースは人気があるんだね」早々に装備を整えて閉鎖されたヒュッテを横目に入山届を記入して出発した、5時50分。

上空には青空が広がり風も無い、絶好の大雪山日和?である。急斜面を登り視界が開けると周囲の展望が一気に目に飛び込んで来る。比較的気温が高いせいもあるのだろう。うっすらと霞んではいたが北大雪の山々を見ながら第一花園を進んで行く。今年は雪が少なかったせいか登山道にはほとんど残雪は無かった。「わぁ〜〜〜」早くもおばさんの歓声が聞こえる、チングルマが一面に咲いていた。二人でそれぞれのお好みのアングルでカメラを向ける。
「あっ、咲いてるよっ」先に進むおばさんの声が弾む、ウスバスミレ〜以前と同じ場所で小さな花を少しだけ咲かせていた。

スタート
閉鎖されているヒュッテの横をスタート

1花園
第一花園、右彼方には北大雪の山々

チングルマ
チングルマ

ウスバスミレ
ウスバスミレ

第二花園の雪渓を登って行く、私達は先行している人たちが休憩している間に追い抜いて行く。奥の平を過ぎてやがてコマクサ平へと進むと一気に大雪山の懐に入った感の展望が広がる。そして周囲にはピンクのコマクサが咲き競う。「ここで撮影タイムにしよう」私達はザックを下ろして大休止。ミネラル補給しながらカメラを持って撮影に余念が無い。コマクサはちょうど旬!咲いているほぼ全ての花は初々しい表情であった。

雪渓を登る

コマクサ平
コマクサ平を行く

コマクサ1
コマクサ
コマクサ2

コマクサ平から第三雪渓〜第四雪渓と進んで行く。圧倒された、見事であった・・・大雪山に来ると花々から受ける印象はちょっと違う。花を「点」として?見る、楽しむでは無くて〜やはりその広大さから来る「面」としての印象が素晴らしいのだ。だから今回のレポートではそんな写真にある程度特化しようとつとめて見たのだが〜果たして・・・

結論から言って、今回の山行で撮った写真の枚数は膨大?になったし、見た花の種類もすごい数であった。それを全てこのレポートで紹介してしまうのはさすがに出来ない。特に気に入った写真だけに絞ってみたのだが〜それでも結構な枚数になってしまった。ウコンウツギ、イソツツジ、コメバツガザクラ、コケモモ、キバナシャクナゲなども見事だったし、エゾノツガザクラも色合いが濃いものや淡いものなどがあってとても綺麗だったのだが・・紙面の都合上???省くことにしてしまった。

第三雪渓に向かう
第三雪渓に向かう

ヒメイソ
ヒメイソツツジ

エゾコ
エゾコザクラ

エゾヒメ
エゾヒメクワガタ

ミヤキン
ミヤマキンバイ

イワヒゲ
イワヒゲ

アオツガ
アオノツガザクラ

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