肩からは木々のを通りぬけ、そしてハイマツ帯を登っていくともう目の前に山頂が見えています。 山頂に立っている人の姿も確認できました。「きっと感激の雄たけびをあげているんだろうな」おっさんはそう思うと足取りがどんどん軽くなっていったのです。 そして11時ちょうど、十勝幌尻岳山頂です。 展望は??展望はどうなのさ??目の前に展開される筈の大展望、 えっ??あれっ??雲が雲が・・・・・見えていた札内岳も雲に隠れようとしています。「そ、そ、そんなーーーー!!」あわてて記念写真をパチリ。
あっという間に雲が広がり、 ついにはあたり一面雲、雲・・・・・突然視界が開けたと思うと又雲、雲・・・・ そんな状態が何回か続いて、でも結局山々はその姿をあらわさず、 「なんてこったー!!」おっさんとおばさんの落胆ぶりは見るも無残なものでした(へなへな!)。 ああ、夢にまで見た戸蔦別岳、幌尻岳、カムイエクウチカウシ山、広がる大展望はいったい何処へいったのか・・・ あれほど確信して登ったのに、今日は絶対だと思ってのぼったのに・・・・・・なぜかおっさんとおばさんののいる山頂だけにはお日様が・・・・
雲に隠れる寸前の札内岳
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