ではここで |
11日。やや曇っているが、予報は悪くない。9人揃って、芦別岳へといざ出発。 「のんびり登山隊」とわれら「チンタラ登山隊」が合流すれば、たとえ新道コース往復4時間という驚異の早さの帯広のKUBさんがいても、結果はおっさんのコースタイムを見るまでもなく、ゆっくりのんびりになる。 花を見てとまり、おやつでとまる。(おっさん家の山の必需品、大福餅はやっぱりでてきた!)登山で消費するエネルギーを遥かに超えるのではないか、と思われるごちそうがふんだんにふるまわれる。 さて、樹林帯ではズダヤクシュ、ノビネチドリ、なぜかハクサンチドリ、マイヅルソウ、クルマバソウ、オオタチツボスミレなどの花が目につく。 呻吟坂を喘ぎ喘ぎ登り、見晴し台を過ぎるころからエゾイチゲ、シラネアオイ(がく片5枚のものも!)、オオバキスミレ、ツバメオモト、サンカヨウ、アカミノエンレイソウ、ミヤマエンレイソウ。まだ雪渓が残る鴬谷を過ぎるとそこになんと、トイシノエンレイソウが。 行きには ガスがかかって見えなかったが、帰りにはこのあたりでは下に本谷コースや ユーフレ小屋が見え、正面に夫婦岩・Xルンゼが見えた。峨々とした岩峰が深い谷を取り囲み、いかにも人を寄せつけぬげに聳え立っている。北海道の山じゃないみたい! この辺からの花は、ムラサキヤシオツツジ、オオカメノキ、ミヤマスミレ、ミヤマハンショウヅル(蕾)、ミツバオウレン、ヒメイチゲなど。 |
ね、すごいでしょう!まだまだ続く山行ものがたり、又登場してもらいますね。 さて、半面山へ続く登山道は右側がすっぱりと落ち込んでいて、まるで抉り取られているかのようです。そんな中、夫婦岩、屏風岩が雲の合間からその迫力ある姿を現すのでした。 9時05分半面山到着です。雲峰山の奥についに山頂が見えはじめました。そして雲峰山の斜面は大雪渓でおおわれていて、登っていく人たちが豆つぶのように見えています。 「いよいよだね!!」これから始まる険しくきびしい登りをおもい、おっさんは小さくつぶやいたのでした。とほほほ!! |
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さて、いよいよ雲峰山への雪渓登りが始まりました。直登したり、ジグザグと登ったり、足を滑らせないように、慎重に一歩一歩進みます。 汗が吹き出てきました。わっせ、エンサカ、ドッコイ、コラショなんては言わないけれど、懸命に登りつめついに雲峰山へついたのです。9時55分でした。 そして、そして、そこからの迫力ある展望は????? |
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