金魚のひとりごと(おばさんが突然編)

皆さん、左の写真を見てほしい!!!ひどい、あまりにもシドーーーイ!! これでは私がまるで太りすぎの金魚に見えるではないか。なぜこんな写真をのせるのか。

実は「おばさん」が最近急にデジカメにハマッてしまい、私の姿をパチリ、パチリやりだしたのだ。

それもアップのアングルで撮るのだから、やかましいやら、わずらわしいやら、せっかくひと眠りしようかなああ、などと思っていると、「あら、かわいい」などとぶつぶつ独り言をいいながら、とっさにカメラを取り出すのである。
そして「おっさん」が帰ってくると、わざわざテレビモニタに接続して大画面に写しだし、腹をかかえて笑いこけているのだ。

なにがおかしい!!!!大体真正面からアップで写すなどとは、とんでもない話しだ。せっかくのルージュもまるで効果が無いではないか。
これでも金魚(コメット)の世界では、人間で言えば吉永小百合さん(ふるーーーい)のように、人気があったのだ。



大体 「おばさん」がデジカメにハマッてしまったのが、一番よくない。これも外がすっかり寒くなり、おまけに大雪で、「おばさん」の趣味であるウオーキングができなくなって、暇をもてあましているからこういうことになる。
人間の世界も私たち金魚のように、年中温暖であれば、きっと私の静かな生活は保証されたことであろう。


ちょっとアングルを変えて写すと、左の写真のようにつぶらな瞳のかわいらしい私の姿になるのである。
みなさん間違えないで欲しい、本当の私は左の写真のように、どこまでもかわいらしく、うつくしく、やさしく、それはもう・・・・

ああ、早く暖かい日々が来て、「おばさん」のウオーキングが始まって欲しい。
そうすれば私は一日中ゆったりと、昼寝をしたり、人間世界のウオッチングをしたり、温度計をつついて遊んだり、砂石に顔をつっこんだり、水面に思いっきり飛び跳ねたりして、のーーーんびりと暮らすことができるのだ。

あああ、想像しただけで、楽しくなる。体がほのぼのとしてくる。
ああ、ねむたーーい!!!! ああああ!!!



しまったあ!!!
また「おばさん」がデジカメで私をねらっていたんだ。私のおおきなあくび(金魚の世界ではキンアクと言っている?)を撮られてしまった。しかも大きな写真でのせるとは・・・・

これでは、安心して排泄もできない。ながーいウンチをぶらさげた写真などを載せられたら、たまったものではない。

はーーるよ 来い!!
はーーやく 来い!!




次回は「日本インターネット金魚愛好会」のお話しであるぞよ!
1999.01.29 20:30