前岳の山腹をトラバースして行く、「ゆっくりね、、、」足場の不安定な大きな岩場付近は特に慎重に進んだ。7時50分、望岳台へ! 芦別岳はちょっと雲に隠れていたが、中岳と小さく崕山(きりぎし)がクッキリとした輪郭で見えていた。 |
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ここでツアーの方々に追いついて、再び先行する形となった。やがて木道が現れ大きなガマ岩の彼方に夕張岳の山頂部が見えて来る。見た目凄く遠いのだが、もう最後の急登まではなだらかな木道歩きである。「いよいよだねっ!」期待に胸が膨らんだ。フギレキスミレが咲き、シナノキンバイは今が旬と言った表情で、照りつける陽射しを受けとめている。「すごい輝きねぇ〜〜〜もう旬だわっ、、、旬よっ」おばさんが興奮気味に叫んだ。オオタカネイバラが一輪、登山道脇に輝いていた。 |
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ガマ岩を過ぎると「ひょうたん池」、イワイチョウの葉が池の周囲を埋め尽くす。すっと通り過ぎて振りかえってみた。まぶしい新緑の輝きの中に池があり、その背後には中岳だろうか・・・そこには私の好きな光景が広がっていた。さあ、美しい花々はまだまだ続く・・・ |
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