1155m地点が近づくにつれて凍った雪面が広がり、ハイマツが顔を出し始める。段々風も強くなってきた。スキーを履いて登るのなら1155m地点の北側を巻いて行く方が良いのだろうが、アイゼンを着けて登って行くので直線的に進む。 |
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いよいよ1390mピークへ向かって登り始めた。間もなく二人連れが下りて来る「こんにちわ〜〜」軽く会釈しながら通り抜ける、こんな時間に下りて来るのだからかなり早い時間から登ったのだろう。 |
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確かに強い風が吹いていたが、この山としては良い方なのかもしれない。朽ちたハイマツの枝が頭を出す雪面を進んで行く、斜度も少し緩やかになり前方に1390mピークが見えて来る。「あそこに上がれば、一気に展望が開ける筈だっ」私はおばさんの後を追った。 |
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