強風が二人に襲いかかります、「もうすぐだぞおぉ・・・ぉ・・・ぉ」おっさんの声もかき消されて聞こえていないようです。固い雪面にエッジをきかせながら俯き加減に進んで行きます。「風は強いけど、雲が流れているけど、去年よりは良いんだから、、、少しでも見えれば、、、」、GPSを見ながら山頂ポイントへ、更に少し進んで展望を〜〜〜12時35分。 |
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「見えたぁ〜〜〜狩振だぁ〜〜〜奥にトマムだって、、、これだよ、これを見たかったんだから・・・」おっさんは自分を納得させるかのように、狩振岳へと続く稜線を見ながら叫んでいました。 |
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「あれはオダッシュじゃない、、、そして十勝平野だって見えているよっ、、、やはりあっちは晴れてるのね」眼下に見える光景におばさんは叫びました。 |
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