「やったぁ〜〜〜これだぁ〜〜〜」私達は大声で叫んでいた。目の前には大展望が広がっていた。稜線の彼方には狩振岳が真っ白な山容で佇み、その奥にはトマム山、そして彼方には夕張岳や芦別岳が見えていたのだ。「これだぁ〜〜〜これなんだよぅ〜〜〜」私は今までの鬱憤を晴らすかのようにシャッターを押し続けた。 オダッシュ山から佐幌岳へと続く山並みはその先で十勝平野に沈む、日高山脈の北限に位置する佐幌岳の彼方には真っ白な山塊が雲に包まれていた、十勝連峰だろう。 |
狩振岳、トマム山、そして彼方には夕張岳〜芦別岳が見える |
左に夕張岳、右に芦別岳をズーム(右手前はトマム山) |
オダッシュ山〜佐幌岳へと続く山並み、彼方に十勝連峰が・・・ |
目を転じて沙流岳を見る、ペンケヌーシ岳やチロロ岳も見えている。ペケレベツ岳の奥に見える芽室岳、そして西峰であるパンケヌーシ岳をズームする。「これだけ見えたらもう・・・」「最高ね!!!」私達は満足しながら山頂をあとにした。 |
沙流岳、ペンケヌーシ岳、中央奥にチロロ岳(ズーム) |
ペケレベツ岳と日勝ピーク、奥に芽室岳と芽室岳西峰(ズーム) |
山頂から少し下りた地点で昼食にした、沙流岳を眺めながらホットコーヒーを飲みパンを食べる。シールを外して滑走開始だ。始めのうちは硬めの雪だったので、何とかクリア〜〜〜しかし段々と埋まるような柔らかい雪となり、さらに樹林帯に入ると・・・ 木々の影になっているところは硬いモナカ、陽射しがあたっているところはズブズブと埋まる重い雪!もう完璧にお手上げ状態である。「あわわワッ!!!」硬いモナカですっ飛んで、突然重い雪に突っ込みバッタン。慎重に滑り降りようとしても、スキーがほとんど言うことを聞かない??? 結局林道まで30分以上もかかってしまう、この時期の山スキーの難しさをつくづくと感じた。13時45分、無事国道へと降り立ち車に乗り込む。ホッとしながらコーヒーを飲み干した。 |
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駐車地点 08:30 無線中継所 10:20-10:30 1398m 10:55-11:00 双珠別岳 12:15-12:55 林道 13:30 駐車地点 13:45 |
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