主稜線へ踊り出る

1291m地点で一度視界が開けます、遠望はききませんがここは一つの休憩ポイントでしょうか。汗を拭きながらミネラル飲料を飲み干します。そう言えば風が全くありません、薄日の差す高曇りの空は絶好の登山日和でもあるわけなのですが「ちょっとくらい風が欲しいねぇ〜〜」と贅沢な言葉も出るのでした。

さて高度が上がるにつれて、木々の切れ目から標高1291mの三笠山が見えてきました。山肌が痛々しいほど削られています。周りの景色が望めないだけにより印象に残る光景でした。

三笠山
山肌が削られた三笠山

グイグイと登って行く登山道、ちょっとワイルドでもありますが、それよりも痩せ尾根であるという事です。狭いところでは木の根の幅くらいです。樹林に包まれていますからあまり恐怖心は感じませんけれど・・・
でも急な登りと細い尾根ですから、足元には特段の注意が必要です。特に下りでは小さな木の根や枝などに引っ掛けて転げ落ちては大変です。お互いに声をかけあいながらの下山でしたよ。

登って登って、ちょっとなだらかになってホッとしながら、、、又登って登って・・・そんな連続です。なだらかな地点でひと息入れながらあせらずにゆっくりと進んで行きました。

一番下の写真(下山時に撮影)は、細い岩場で右側がスッパリと切れ落ちています。登りの時にもちょっと緊張する場面でした。

よいしょっ!

痩せ尾根
痩せ尾根

痩せ尾根2
右側が切れ落ちた痩せ尾根(下山時撮影)

高度が上がるにつれてなんとなく上空にひときわの明るさを感じ、「えっ、もう???でもそろそろかなぁ〜〜〜」そんな期待をこめた言葉通り、突然視界が開けて、、、さあ、どうなんでしょうか、果たしてその展望は・・・おっさんとおばさんはドキドキしながら主稜線に踊り出たのでした。

稜線へ
突然視界が開けて主稜線へ踊り出る


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